プロが教える尾行のコツとは?方法と注意点も解説
尾行とは、対象者の行動を探ったり証拠を集めるために後を付けることです。ドラマや映画などで尾行のシーンを見たことがある方も多いでしょう。
尾行は、調査の一番オーソドックスな方法として探偵が実施するものですが、コツやテクニックが必要で、素人の方が行うとバレてしまう可能性が高いです。
今回は、探偵が行う尾行についてのコツを実際に探偵がご紹介いたします。
また、個人で尾行を行うリスクや探偵に依頼するメリットもご紹介いたしますので、浮気調査や素行調査がしたいとお考えの方は参考にしてください。
尾行調査が必要となるケース
まず、尾行調査が必要となるケースは、
- 浮気調査
- 素行調査
など、様々です。
浮気調査であれば、対象者の不貞行為の有無やその相手、接触状況の証拠を掴むことができ、慰謝料請求などで有利になります。
素行調査であれば、婚姻前の対象者の浮気の有無や社員の勤怠上の問題や経費の請求状況が確認できます。
実際に、浮気調査や素行調査をしたいと思い、個人で尾行をしたいという方もいらっしゃると思います。ですが、尾行していることが相手にバレてしまった場合、その後の関係性が悪化してしまったり、プライバシーの侵害だとして訴えられてしまう危険性もあります。
そのため、尾行調査はプロの探偵に任せることをおすすめします。
浮気調査を探偵が行う場合の費用などは、こちらの記事から確認してください。
また、浮気調査を依頼する場合の調査内容などはこちらの記事で詳しく解説しております。
尾行調査を成功させるためのコツとは?
お客様から浮気調査などの相談を受けている際、「尾行がバレたりしないのですか?」という質問を良くお受けします。
実際に尾行をする探偵は尾行のコツ・テクニックを熟知しているため、バレることはありません。
では、尾行をする際のコツとはどのようなものなのか、現役の探偵がご紹介いたします。
1.タイミングを待つ
尾行調査をする際には、対象者が不信感や警戒心を持っていないタイミングで行いましょう。
尾行がバレてしまう場合は大抵、喧嘩をしたはずみなどで探偵をつけていることを伝えてしまうことが多いです。
尾行調査をする場合には、対象者の警戒心を無くすために、依頼者(尾行をする側)が「実家に戻る」「友達と旅行に行く」などで家をあけ、対象者をノーマークにすることが大切です。
また、浮気調査の場合は、浮気相手との待ち合わせが終わってしまえば無警戒になることがほとんどですので、待ち合わせが終わったタイミングを待つのも良いでしょう。
2.一定の距離は保たない
尾行は一定の距離を保って後をつけるもの……と思われがちですが、ずっと同じ距離でつけていると、不自然に思われてしまうこともあります。
近すぎず遠すぎない距離の範囲内で、対象者のパーソナルスペースを意識し、尾行をしましょう。
買い物を始めた時や信号待ちのタイミングなど、どうしても対象者に接近しなければならない場面は必ず出てきます。その際に、同じ距離を保たなければならないからといって、対象者と同じタイミングで止まったり、走ったりしていると不自然に映ってしまいます。対象者が立ち止まっても、印象に残らないように堂々としていることが大切です。
3.対象者と目線を合わせない
対象者と目線を合わせないこともコツの1つです。
ですが、目線を合わせないようにしようとするばかり、うつむき加減で対象者を見てしまうと、不自然に感じられ、バレやすくなってしまいます。
なるべく目を合わせないようにはしつつ、体の向きは対象者から外し、横目で対象者を見ることもテクニックです。
車での尾行の際は、ミラーなどで対象者を監視することも大切です。
徒歩以外の尾行方法とは?
尾行と聞くと、徒歩で行うことと思われがちですが、対象者が車で移動する時などは、徒歩以外の尾行方法も検討しなければなりません。
ここでは、徒歩以外の尾行の方法についてご紹介いたします。
自家用車やレンタカーなど車で尾行
主に用いられるのは、車での尾行です。
対象者に自家用車がバレていない場合には、自家用車を利用できますが、多くの場合はレンタカーなどの対象者が知らない車を利用したほうが良いでしょう。
尾行の際によく利用されるのは、スモークの張られたワンボックスカーです。また、小回りのききやすいバイクでも尾行は行いやすいでしょう。車での尾行もつかず離れずの距離で尾行するのが原則です。
対象者が建物に入った場合は車の中で張り込みを行うことになります。停車する際は、車が止まっていても不自然ではない道路の脇やパーキングエリアに停車させましょう。
車での尾行のコツについてはコチラの記事で詳細に解説しています!
GPSを使って尾行
対象者が配偶者である場合の浮気調査であれば、GPSを車に取り付けて尾行する方法もあります。
GPSを利用した場合は、位置情報が把握できるだけですので、決定的な証拠を集めるためには、現場まで足を運ぶ必要があるでしょう。
対象者が配偶者ではない浮気調査や行動調査の場合は、私物にGPSを取り付けることは犯罪となってしまうリスクもありますので、注意してください。
GPSを始めとした、尾行や浮気調査に役立つグッズについては以下の記事を確認してください。
実は危険!?素人の尾行に潜むリスク
自分で尾行をして浮気調査をしたいと考えている方も多いと思いますが、素人の方が尾行を行うと、大きなリスクが伴います。
素人の方が尾行をした場合のリスクについて確認しておきましょう。
交通事故が発生する
素人の方が車・バイクなどで尾行を行う場合には、距離を保つために強引な車線変更や信号無視、スピード違反などを行ってしまいがちです。
また、徒歩での尾行であっても対象者に注目していて他の歩行者や自動車に気付かず、事故を起こしてしまうことも考えられます。
事故を引き起こしてしまえば、自身が加害者になりかねないため、厳重な注意が必要です。
尾行がバレて「プライバシーの侵害」に
素人の方が尾行調査を行おうとしても、対象者に顔がバレている、不自然な行動を取ってしまうなどでバレてしまう可能性は高いです。
尾行していることがバレてしまった場合には、お互いの関係性が破綻してしまうほか、プライバシーの侵害やストーカーとして訴えられてしまう可能性もありますし、浮気調査であった場合には証拠を隠滅されてしまう、明確な証拠を掴めずに終わってしまうなどのリスクもあります。
また、対象者が入ったマンションなどの敷地内に侵入する、郵便ポストを調べるなどの調査を行ってしまった場合、建造物侵入罪や器物破損の罪に問われてしまうこともあります。
探偵が尾行をする場合には、「探偵業法」という法律に基づいて調査を行いますので、尾行や張り込みなども合法で行うことができます。
探偵業法については、以下の記事も参考にしてください。
尾行ならプロの探偵事務所にお任せ
尾行調査は、素人の方が行うとバレてしまう可能性が高く、バレてしまえば今までの時間も労力も無駄になってしまいます。
確実に尾行を成功させ、明確な証拠を手に入れたい場合には、プロの探偵に依頼することをおすすめします。
アルシュ探偵事務所の尾行がバレない理由
アルシュ探偵事務所の調査員は、全員が元刑事です。
日夜犯罪者を尾行し、調査を行ってきていた経緯がありますので、尾行のコツやテクニックを熟知しています。
また、調査機材も一般の方では揃えられないような機材を取り揃えており、質の高い調査が可能です。
まとめ
今回は探偵による尾行のコツをお伝えしましたが、素人の方が行うとバレてしまう可能性も高く、時間や労力を使っても証拠が掴めない、逆に訴えられてしまうなどのリスクも伴います。
尾行がバレてしまい対象者の警戒心を煽ってしまう前に、探偵にご相談いただくことをおすすめしています。
アルシュ探偵事務所では、元刑事の調査員が優れた調査力を活かし、裁判などで有効な証拠集めと報告書作成をいたします。もちろん、ご予算に合わせて調査を実施いたしますので、まずはご連絡ください。