BLOG
ブログ
別居中の浮気でも慰謝料が取れる！探偵の浮気調査で浮気を証拠化
夫や妻に浮気をされたら慰謝料を請求できると認識している人は多いと思いますが、別居中の浮気については慰謝料が取れないケースもあります。
『浮気されたけど別居中だから慰謝料は請求できないか…』と諦めている人もいるかもしれません。
しかし、別居中の浮気でも状況によっては慰謝料が取れる可能性は十分にあります。
本記事では、別居中の浮気について慰謝料請求できるケースとできないケースの違いや、別居中の浮気でも慰謝料を取るために重要なポイントについて解説していきます。
別居中の浮気でお悩みの方は参考にしてみてください。
別居中の浮気で慰謝料請求が難しいケース
別居と言っても、家庭によってその背景はさまざまです。基本的には浮気が始まった時に夫婦関係が破綻していた場合は慰謝料請求ができないとされています。
例えば、以下の状況である別居の場合は浮気をされたとしても慰謝料請求が難しいでしょう。
- 互いに離婚の意思がある
- 別居期間が長い
それぞれ詳しく解説します。
互いに離婚の意思がある
離婚の際は子供の養育費や親権者、財産分与などさまざまな事を決めなければいけないので時間がかかります。離婚することは決まっていても他の決めごとがまとまらないなど、やむを得ず婚姻関係にあるものの、一緒に住むことは苦痛に感じるのでひとまず別居することもあるでしょう。
そのように、別居しながら離婚協議や離婚調停をしている中で始まった浮気に関しては慰謝料請求が難しいです。
別居期間が長い
浮気が始まったのが、別居を開始してから一定の期間が経っていた場合も慰謝料請求が難しくなります。
別居してからどれくらいという決まりはありませんが、概ね５年程度別居生活が続いてるとすでに夫婦関係は破綻していたとみなされ、浮気をされたとしても慰謝料請求ができない可能性が出てきます。
ただし、その期間の夫婦の関係性も重要で、例えば定期的に会っているような場合は夫婦関係が破綻していたとは言えないとして慰謝料を請求できることもあります。
別居中の浮気で慰謝料請求が可能なケース
前項に挙げた“別居中の浮気で慰謝料請求が難しいケース”では、夫婦関係が破綻していたとされるのが基本的な考え方です。
すなわち、たとえ別居中であっても夫婦関係が破綻していない場合は慰謝料請求できる可能性が出てきます。
具体的にどのような状況が当てはまるか例を見てみましょう。
- 単身赴任や出産の里帰り
- 一方的に離婚する前提で出て行ってしまった
- 別居してから間もない
- 家族連絡を頻繁に取っている
それぞれ詳しく解説します。
単身赴任や出産の里帰り
単身赴任や出産の里帰りなどは、夫婦関係が悪いだとか、破綻しているから行くものではありません。
こういった夫婦仲に関係のない理由で別居している場合は、別居期間が長くなっていても破綻しているとは言えないので慰謝料請求ができます。
一方的に離婚する前提で出て行ってしまった
喧嘩などで、何の同意もなく勝手に出て行って別居になることもあります。
この場合、出て行った方は『もう夫婦の関係は終わりだ』と思って出て行ったつもりでも、一方的にそう思っているだけでは夫婦関係が破綻しているとは言い切れません。出て行ってから浮気をしたとしても慰謝料を請求できる可能性があります。
別居してから間もない
別居したとしても日にちが経っていない場合は、まだ夫婦関係が完全に破綻していると判断するには早いです。というのも、人は気持ちが変わることもあるものです。
『離れて暮らしてみたらやっぱり相手の必要性を感じた』という人もいるように、別居して初めてわかる事もあります。
そういったように、別居してから間もない（数カ月程度の）時は夫婦の関係が完全に破綻しているとは言い切れないケースが多いです。
家族連絡を頻繁に取っている
夫婦が別居をすると、一定期間距離を置いたことにより時には関係修復に繋がることもあります。中には同居中よりもコミュニケーションを取るようになる夫婦もいます。
別居していても家族の誕生日には一緒に祝っていたり、親戚の集まりには参加しているような場合は夫婦関係が破綻しているとは言えず、その間に浮気をしたとすれば、それは夫婦関係が続いている中での浮気となるので慰謝料の請求ができる可能性があります。
別居中の浮気で慰謝料を取るためにするべきこと
別居中であっても、その浮気が婚姻関係継続中に始まったとすれば配偶者や浮気相手に慰謝料請求ができる可能性があります。
しかし、別居期間の浮気は同居している時に比べると慰謝料が取れないケースや金額が低くなることがあるのも事実です。
慰謝料を請求するためにしておくべきことを解説します。
- 夫婦関係が破綻していない事の証拠を保管
- 探偵の浮気調査で証拠を入手
それぞれ詳しく解説します。
夫婦関係が破綻していない事の証拠を保管
別居中の浮気で慰謝料が請求できるか否かは婚姻関係の破綻がキーポイントになります。
浮気した時点で夫婦関係が破綻していた場合は請求できない可能性もあるため、浮気した側も破綻していたことを主張してくる(婚姻関係破綻の抗弁)ケースがあります。
しかし、互いに離婚の意思があった場合や長期間別居をしていた時など、格別の理由がなければ破綻が認められるケースはそう多くありません。
- いつから別居をしているかの記録
- 離婚の意思が無いことを伝えたメール
- 家族イベントについて話したLineのやり取り など
こういったものを保管しておくことにより、「破綻していた」と言われても反論できるようになります。
浮気の証拠を入手
別居してしまうと、配偶者との接点が減り配偶者の行動を把握したり浮気の証拠を掴みづらくなってしまいます。
そういったこともあり別居中の浮気を調べるには探偵に浮気調査を依頼することをおすすめします。
探偵の浮気調査では次のような証拠を入手することが可能です。
不貞行為の証拠
まず配偶者の浮気で慰謝料請求をしたい場合は不貞行為(肉体関係)があるというのが前提です。仲良くデートしている程度では慰謝料請求はできませんし、不貞行為があったとしても相手が認めなければ証明できないため、不貞行為があるという証拠を入手しなければいけません。
たとえば、ホテルへの出入りや別居している配偶者の家に浮気相手が出入りしている様子等が不貞行為の証拠になります。
浮気相手の詳細
浮気相手に慰謝料を請求したい場合は浮気相手の情報も必要です。
住所や氏名、職場など請求に必要な範囲で調べることが可能です。
いつから浮気が始まったのか
探偵の浮気調査では過去の浮気についても調べてほしいという依頼が来ることもあります。
過去の浮気について調べるのは難易度が高くなりますが、場合によってはインターネットの情報調査や潜入・聞き込み等、探偵独自の方法でその浮気がいつ頃から始まったのか調べられるケースもあります。
慰謝料の金額は損害の大きさで変わる
配偶者の浮気がきっかけで円満だった夫婦の関係が悪化したり破綻することとなれば慰謝料を請求できますが、慰謝料の金額はその損害の大きさによって変わります。
- 離婚することになった
- 浮気が長期間続いていた
- 頻繁に浮気相手と関係を持っていた
- 浮気相手と一緒に暮らしていた
- 浮気相手が妊娠していた など
状況によっては別居中に判明した浮気でも高額な慰謝料となるケースもありますので、浮気の内容は詳しく調べて証拠化しておくと良いでしょう。
まとめ
離婚の話が具体的に進んでいたり別居して長い期間経っていれば婚姻関係が破綻しているとされて慰謝料がもらえない可能性が高いですが、別居中と言っても夫婦関係が破綻していなければ肉体関係のある浮気は不法行為になり得ます。
『別居していて夫婦関係は破綻しているから浮気にならない』と主張してくることもありますが、破綻していない証拠と浮気の証拠をしっかり掴んでおけば、慰謝料請求が認められる事も多いです。
また、別居する以前から浮気をしていて、慰謝料請求を避けるために別居しようとする人も実際にいるので、一方的に出て行ったり離婚したいと言ってくる場合は別居前から浮気している可能性も視野に入れても良いかもしれません。
別居中の浮気や過去の浮気について調べたい時など、難易度の高い浮気調査は高い調査技術を持ったプロの探偵に依頼する事をおすすめします。
