お金を貸した人が逃げた!?どうしたら良い?
困っている人を見離せない、つい助けたくなってしまう優しい人はいます。
その優しさに漬け込んでか、お金を借りてそのまま逃げてしまう人もいます。
『絶対返す』『すぐに返す』その言葉はどこへやら…。
お金を貸した人が逃げてしまった時、泣き寝入りしたくない場合はどうしたら良いのでしょう。
お金を貸した人との関係は?

「お金を貸してほしい」と自分に言ってくる人は、よほどあなたの事を信頼しているのかもしれませんが、中には「騙しやすそうだ」と考えている人もいます。
- 家族
- 昔から仲の良い友達
- 仕事の上司や部下
- 恋人 など
といった比較的身近な人にお金を貸すパターンや
- お店で仲良くなった人
- SNSやアプリで知り合った人 など
あまり関係が深く無くても貸してしまうケースもあります。
どのような場合でも、貸した側からすれば相手の「返す」の言葉を信じてお金を渡したことでしょう。
しかし、その言葉は無かったかのように、突然の音信不通や夜逃げで連絡が取れなくなってしまう事があります。
お金を貸した人と連絡が取れなくなった理由を探る

お金を貸したのにその人と連絡が取れなくなったとしたら、まず「逃げられた」と思うかもしれません。しかし、もしかしたら連絡が取れなくなったのは他の理由である事もあります。
まず、連絡が取れなくなった理由を探ってみましょう。
電話
架かる
電話はかかるが出ないもしくは留守番電話になるという場合は忙しくて出られないのかもしれません。また、体調不良で電話に出られないという状況も考えられなくはありませんが、いつまで経っても折り返しの一つもないのなら『わざと出ない』という手段を取っている可能性が高くなってきます。
架からない
電話が架からずガイダンスが流れるケースもあります。その場合、ガイダンスの内容によって状況の判断ができるかもしれません。(キャリアによってもガイダンスが異なります)
- 番号の変更
- 料金滞納による利用制限中
- 紛失による一時停止
- 相手からの着信拒否 など
着信ガイダンスの詳細については【2024年版】「お客様のご都合により…」着信拒否などのガイダンス一覧【キャリア別】|Sma Phone Blogのページが参考になりそうです。
あなたからの電話を着信拒否しているかどうかは、公衆電話・固定電話・他の人のスマホから掛けることで確かめられる事もあるので試してみても良いでしょう。
LINE
お金を貸した相手とLINEで連絡を取り合っている人も多いかと思います。
返してほしいと連絡をしても何も返信が無い。既読にもならない。そんな状況ならば逃げられたと感じてもおかしくないですよね。
今はお金の用意できていないため返事がしづらくて既読にできないだけならまだしも、ブロックしているとなると返す意思を感じる事が難しくなります。
ブロックされているか調べる方法
ブロックされているかどうか調べるにはスタンプや絵文字をプレゼントしてみるとわかります。
ブロックされている相手に送ろうとしても、【プレゼントできません】と表示されます。
※ただし、相手が持っているスタンプや絵文字だと同じく【プレゼントできません】の表示が出ます。
故意ではなく一時的に連絡が取れなくなってしまっている状態ならまだ完全に逃げられていると判断する必要はないかもしれませんが、『わざと出ない』『着信拒否をされている』『ブロックしている』といった場合は逃げている可能性が高いでしょう。
お金を貸した人に逃げられた時の対処法
『お金を貸した相手が逃げてしまった』という相談は度々探偵へ寄せられます。
『貸したのに返してくれない。これって詐欺じゃないの?』と警察に相談に行く方も多いのですが、警察は返す予定があったものについては基本的に詐欺として扱いません。
よって、『初めから返す意思が全く無かった』と証明できるような時以外、警察へ相談しても協力は得られないと考えておきましょう。
では、お金を貸した人に逃げられてしまった時はどうしたら良いのでしょうか?
次の方法を試みてみましょう。
- 自分で居場所を探す
- 弁護士に相談する
- 探偵に相談する
それぞれ解説します。
自分で居場所を探す
周囲の人から情報を得る
あなたとの連絡を絶ったとしても周囲の人とは関係が続いているはずです。
どんな情報でも良いので関係者から情報を得ましょう。
ただし、この時逃げた人の身内や親友などから情報を得ようとすると間違った情報を故意に教えられてしまう事もあるので注意が必要です。
SNSで情報を得る
最近はSNSを利用する人が多いです。
逃げている人が私生活を公開する事はあまりありませんが、周囲の人にまで公開を制限させる権力があるわけではありません。どこからか情報が得られる可能性があります。
関連記事:人探しは自分でもできる?緊急ではない場合はまずは自分で探してみよう! 自分でできる人探しの方法
弁護士に相談する
貸したお金を返してもらう事を目的として弁護士に依頼した場合、職務上請求で住民票や戸籍の附票、電話番号などから居場所を調べられる可能性があります。
また、居場所が調べられれば督促を行ったり裁判を提起する事もできます。
訴訟を経て債務名義を獲得する事で、強制執行が行えるようにもなります。
ただし、弁護士に依頼するには借用書などお金の貸し借りがあるという証拠が必要になるかもしれません。
探偵に相談する
探偵は人探しが得意です。夜逃げした人、行方をくらました人などは
- 聞き込み
- 張り込み
- 尾行
- データ調査
- ネット調査 など
一般の方でも出来そうな調査方法から難しい探偵ならではの手法と経験を活かし居場所を探し出します。
居場所を追跡されないように住民票を異動していないケースや電話もすべて解約してしまっているなど、弁護士では追いきれないような相手でも探し出せる可能性があります。
しかし、探偵は弁護士と異なり、依頼者の代わりに逃げた人に返済を求めたり依頼人に代わって訴訟を提起する事などはできません。
見つけ出したところで無い袖は振れない可能性もある
非常に残念な話なのですが、自分で相手を見つけ出しても、探偵や弁護士に探し出してもらっても、所詮『人からお金を借りて逃げる人』は返すお金や財産を持っていない可能性もあります。
また、逃げた人が多重債務などで借金から逃れるために自己破産をすることも考えられます。
自己破産されてしまえば返す義務もなくなり、お金が返ってくることも無いでしょう。
あまり追い込みすぎずに無理なく返済計画を立てさせることも大切です。
まとめ
お金を借りる人はその時に返す気持ちがあるとしても、突然のその気持ちが無くなってしまったり、返済の目途が立たなくなると逃げ出してしまう事があります。
返ってくると信じて貸したのに相手との連絡が途絶えた時、逃げられたと感じて悔しさや怒りがこみ上げるかもしれません。
ですが、もしかしたら何かの事情によりやむを得ず連絡ができない状態である可能性もあります。一旦、なぜ連絡が途絶えたのか原因を探ってみましょう。
もし故意に連絡を絶って逃げている状態だとわかったのなら、早めに居場所を掴みましょう。
的確に居場所を探し出すには弁護士や探偵の専門的な力を利用すると効果的ですが、弁護士や探偵の協力を得る場合は相当の費用もかかってしまいます。
貸したお金の金額等も含めて依頼するかどうか、どのように回収を進めていくべきか、など勘案する事も必要となりますので、無料相談を利用してどれくらいの費用がかかるか見積もりをしてもらう事をおすすめします。
総合探偵事務所アルシュでは元刑事の探偵が人探しの調査を行います。刑事時代の捜査能力や探偵で培った調査技術など豊富な経験を活かしてスピーディーな解決を目指します。
難しいかな?というケースでも、まずは総合探偵事務所アルシュへご相談ください。
