浮気の現場、ホテルでの浮気調査!その方法とテクニックをご紹介
レシートやカードの利用明細から、浮気や不倫の兆候が見つかることがあります。
普段行くことはないおしゃれなレストランでの食事、映画館、そしてホテルの利用などは、浮気特有の消費パターンです。
その中でも、浮気の重要な舞台となるのがホテルです。そこには、浮気を立証するための決定的な証拠を手に入れるチャンスがあります。それだけに、ホテルでの浮気調査は最も重要なのです。
浮気をしている二人がホテルに出入りする決定的瞬間は、ほんの一瞬です。
そのチャンスを逃さずに。確実な証拠を入手する方法やテクニックを探偵の目線から解説していきます。
ホテルに関する浮気調査の方法とは
浮気や不倫と言われているものは、民法770条1項に定められた5つの“法定離婚事由”(離婚の訴えを提起できる法的根拠)の1つ、「配偶者に不貞な行為があったとき」に該当する行為です。そして、そこで言う“不貞な行為”とは、具体的には配偶者以外との性行為を指しています。
つまり、性行為がなければ浮気とは認められません。したがって、浮気調査でその証拠を入手するためには、“性行為が行われる場所”が重要なポイントで、必然的にホテル等の宿泊施設に関する調査が決め手となるわけです。
その方法については、ホテルを利用した形跡を追うものや、ホテルでの実地調査などがあります。
自宅以外で浮気をする場所は断然「ラブホテル」
浮気相手との不貞行為は様々な場所で行われます。浮気相手の家や留守中の自宅、車の中なども珍しくありません。しかし、多いのはやはり宿泊施設です。
宿泊施設にもいろいろあって、浮気カップルで旅行に行けば、旅館やリゾートホテルも不貞行為の現場となります。また、ビジネスホテルやシティホテルも利用するケースもあるでしょう。
ビジネスホテルは手ごろな料金でデイユースプランが利用できることから、ラブホテル代わりに利用されることが増えています。ただし、性行為のための場を提供する目的ではないため、部屋の雰囲気がシンプルすぎることや、防音性が低く隣の部屋の音がよく聞こえることが難点です。さらに、チェックイン時には宿泊名簿に記帳を求められます。
そういったことから浮気現場の中心は、やはりラブホテルです。そのため、浮気調査ではラブホテルでの張り込みや撮影は欠かせないものと言えるでしょう。
探偵によるラブホテルでの張り込み調査については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ホテルに宿泊していた事実を見つける方法
ホテルを利用すれば、何らかの痕跡が残るものです。その料金を支払えばレシートが発行され、カードや電子マネーならば利用明細や利用履歴などが残ります。さらに、Googleマップやカーナビにも移動履歴が残ります。
そうしたものが、浮気を疑いはじめるきっかけとなることもあります。また、いつ浮気相手と不貞行為に及んだかを知る手がかりにもなるのです。まずは冷静に、証拠を探しましょう。
ホテルに宿泊していた事実を押さえる方法を、
- レシート
- クレジットカード明細
- 連絡履歴や移動履歴
3つのポイントでご紹介いたします。
レシート
ポケットやサイフ、机まわりやゴミ箱から見つかることが多いレシート。料金を払ってラブホテルに宿泊したならレシートが残るだろうと思いがちですが、実はラブホテルのレシートを探すのは少々困難です。なぜなら、多くのラブホテルでは支払いに対するレシートを発行していないか、宿泊者への配慮として請求先がわかりにくいレシートが発行されているからです。
しかし、支払い以外の痕跡を探すことはできます。それは、エントランスにあるパネルで部屋を選んだ時に発行されたレシート。
「お客様の部屋番号は○○○号室です」という文字が印刷され、他に「いらっしゃいませ」「フロントにこのレシートをお持ちください」などの文字が書かれていたりします。入室手続きとして、「その紙をフロントに持って行くと部屋の鍵が渡される」というシステムのラブホテルでは多く発行されています。
このようなレシートが、ラブホテルの会員カードと一緒に見つかったなら、そのラブホテルを利用した時のものである可能性があります。
一方、ビジネスホテルやシティホテルでは、支払い時にレシートを発行しますので、それにはホテル名や利用日時、領収金額がはっきりと記されているでしょう。
クレジットカード明細
クレジットカードで支払ったものは全てカード利用明細に記載されています。ホテルを利用すれば、ホテル名とともに利用金額が記載されていることでしょう。ただし、ここでもまたラブホテルは判断が、難しいのです。
ラブホテルでは多くの場合、そのホテル名で利用明細に載ることはありません。「株式会社○○興産」とか「○○有限会社」など、あまり馴染みのない名称で記載されているのです。
もし、よくわからない会社名で3,000円から20,000円程度の利用があれば、ラブホテルの利用料の可能性があります。その場合、その会社名でネット検索してみましょう。そうすると、ラブホテルを経営している会社であることが判明するケースがあります。
連絡履歴や移動履歴
スマホには多くの情報があります。浮気相手との通話や着信の履歴、メッセージのやりとりだけでなく、ホテルを予約する電話やWEB予約の痕跡も見つかる可能性があります。
浮気相手との会話から「○日は、○○ホテルを予約しているから」などのやり取り、WEB予約では“申し込み確認メール”が届いていたり、ホテルの電話番号への通話記録などは手がかりとなります。
また、
- スマホの位置情報サービスがON
- Googleマップアプリを利用している
- ロケーション履歴がオンになっている
などの条件がそろっていると、Googleマップアプリに移動履歴が記録されています。ホテルに行き、そこで一定時間過ごした履歴があるかもしれません。
それからカーナビにも設定した目的地がホテルだったり、走行履歴の中にホテルまで向かった経路が残っている可能性があります。
ホテルに行っていた事実だけでは証拠にならない
確実に浮気を立証できる証拠というのは、一般的に考えられているほど簡単ではありません。
仮にホテルのレシートが見つかったとしましょう。それが家族にとっては「こんな日にホテルにいたなんておかしい。浮気していたに違いない。」と確信できるものだったとしても、客観的には証拠として弱いのです。
つまり、ホテルに行ったことや料金を支払ったことは証明できたとしても、浮気をしていることを証明できないからです。「友人の利用したホテル代を出してあげた。」と言い逃れしたり、「出先で仕事をしなくてはならず、慌てて一人でホテルに入った。」といった判断が難しい言い訳をする可能性もあります。
「不貞行為があった」ことを明確にする証拠が必要
レシートやカードの利用明細など、ホテルに関する様々な手がかりは、状況証拠として、または今後の浮気調査に役立つ情報としては有益です。しかし、それだけでは残念ながら決め手に欠けます。
もし、そのような状況証拠だけで相手が浮気を認め、慰謝料の支払いにも応じるなら、それで十分かもしれません。しかし、頑として浮気を認めず、慰謝料の支払いにも応じないなら、裁判所に訴えを提起することになります。その時には法的に有効な浮気の証拠が必要なのです。
裁判において、浮気を確実に立証するためには、不貞行為があったことを強く類推させる証拠が決定打となります。それには、浮気カップルがラブホテルに出入りするところを撮影した写真などが有力です。
ポイントは「滞在時間」と「ホテルの種類」
ラブホテルに浮気カップルが入ったところを撮影しただけでは、証拠としてはやや弱いでしょう。「入ったけれど何もせずにすぐに出た。」と言い逃れができるからです。そこで、ラブホテルから出てくるところを、時間がわかる形で撮影しておく必要があります。それは、滞在時間を証明するためです。
入ってから出るまでに1時間以上の時間が経っていれば「何もせずにすぐに出た。」とは言えません。
ラブホテルなら“利用目的が性行為である”と認知されているので、出入りの撮影と十分な滞在時間があれば不貞行為の証拠となりますが、ビジネスホテルやシティホテルは“性行為目的”の施設ではないだけに事情が違います。
ビジネスホテルやシティホテルでは、2人そろってホテルに入っても、別々の部屋にそれぞれ宿泊する可能性があります。ホテル内の店やサービスを利用するために入った可能性もあります。
そのため、“2人が同じ部屋に出入り”というところまでの証拠が必要です。それに加えて、2人がデートしている様子や会話などから、どのような関係なのか示せるとよいでしょう。その関係と合わせて不貞行為を立証するわけです。
ラブホテルに出入りする様子を撮影する方法に関しては、後ほど詳しく解説いたします。
証拠を押さえる!ホテルでの浮気調査方法
ラブホテルは不貞行為が行われる場所ですから、ここで上手く証拠をつかむ必要があります。さまざまな浮気調査の中でも、最も結果が期待される調査と言えるでしょう。
また、ホテルで証拠をつかむためには、どのような方法で調査するとよいのでしょうか。その具体例は以下の3つです。
- 鞄にボイスレコーダーを仕掛ける
- 尾行・追跡
- ラブホテルに出入りする姿を撮影
いずれの方法も、リスクをはらんでおり、注意すべき点も含めて解説しましょう。
1.鞄にボイスレコーダーを仕掛ける
まず初めに、ボイスレコーダーをこっそりと仕掛けて、浮気の一部始終を録音しておこうという方法です。
車に仕掛けることもできますが、その場合は車内の音声のみで、ホテルの部屋の中までは録音できません。やはり、常に持ち歩く鞄に仕掛けるのが理想的です。
浮気をしている配偶者の通勤カバンに小型のボイスレコーダーをひっそりと忍ばせておくと、浮気相手との会話を録音、さらに上手くいけばホテルの部屋の中の音声までも全部録音してくれる可能性があります。
高性能なタイプでも10,000円から15,000円、お手ごろなものでは3,000円ほどで販売されており、一般的なネット通販や家電店で簡単に手に入るものです。このように手軽に入手できることから、配偶者の浮気を自分で調べようとして行われます。逆に、浮気調査のプロである探偵は、あまりこのような調査はしません。
リスクと注意点
朝、配偶者はボイスレコーダーが仕掛けられた鞄を持って仕事に出かけます。そして、その日の予定を終えて帰宅します。その間、何があっても中止できません。途中でバレそうだからと言って、仕掛けておいたボイスレコーダーを鞄から取り出すことはできません。
つまり、鞄に仕掛けた後は完全に成り行き任せになってしまう危険性があるのです。もし、浮気を疑われていると知っていたら、警戒して鞄の中を調べる可能性もあるでしょう。
また、上手くいったとしても、入手できるのが音声のみなので、“それは誰の声なのか”という疑問点は残ってしまいます。
ボイスレコーダーを利用した浮気調査について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
2.尾行・追跡
浮気カップルに、毎週決まった曜日に会って決まったホテルで不貞行為をするというような調査しやすい行動パターンがあればよいのですが、普通は、いつどのホテルに入るのかわからないものです。
ですから、浮気しそうな日に尾行調査をして、不貞の現場となるホテルをつきとめる必要があります。
それには、まず対象者を確実に捕捉できる勤め先や自宅から追跡開始し、途中で見失わないよう尾行し続けます。路線バスやタクシー、電車と移動手段が変わってもそれに追従、しかも尾行がバレないようにするのは大変な技術です。変装の用意や追跡用の車やバイクなど事前の準備も欠かせません。
リスクと注意点
尾行には、対象者を見失ってしまう可能性と尾行がバレてしまう可能性が常にあります。
同じ服でずっと尾行しているとバレやすいので、ウィッグや帽子、メガネなどで違う人物に見せる工夫が必要です。さらに、同じ人物が1人で尾行し続けているのもバレる危険性がかなり高いです。
対象者の行動は、いつ変化するかわからないものです。忘れ物を思い出して、今来た道を急に引き返すかも知れません。歩いていると思ったら急に走り出してバスに乗り込む可能性もあります。そんな対象者の動きに上手く対応しなければ、見失ってしまうでしょう。
プロの探偵ではない一般人による尾行は、高いリスクに対してあまり成果が上がらないと言えます。
3.ラブホテルに出入りする姿を撮影
尾行して、または事前の情報から張り込んでいて、調査対象の浮気カップルがラブホテルに入ろうとしている場面。この時こそ確実な浮気の証拠を手に入れる最大のチャンスです。
調査の末にようやくこの状況にたどり着くのですが、撮影のチャンスは一瞬で過ぎ去ります。出入口を見通せる場所に車を止めて、その車内から撮影。またはホテルの利用客になりすまし、男女でホテルに接近したりホテル内に入ったりしての撮影など、臨機応変な対応が必要です。豊かな経験と高度なスキルが要求されます。
また、ホテルに入るところだけでは不十分です。浮気カップルがホテルに滞在した時間がわかる形で、ホテルから出てくるところも撮影します。
リスクと注意点
夜の撮影になることが多く、暗い中ではっきりとわかる写真を撮ることが求められています。そのための優れた撮影機材と、その取り扱いに熟練していることが必要です。撮影した映像が、“ピンボケ”、“小さすぎる”、“人物が誰なのかわからない”では役に立ちません。
また、浮気カップルがホテルに入るところを撮影した後、ホテルから出てくるまで張り込みが続けられますが、その間にホテルの従業員や通行人に怪しまれてしまう危険性があります。警察に通報されると調査が大失敗に終わるので、上手くごまかす手段が必要です。
機材面ではバッテリー切れにも注意が必要です。長時間の張り込みを想定して、予備のバッテリーはゆとりを持って用意しましょう。
素人による浮気調査は危険!
ボイスレコーダーを仕掛けたり、尾行したり、ラブホテルに出入りするところを撮影したりと、ホテル周りで得られる浮気の証拠を入手する方法はあります。しかし、どれもかなり難しく、リスクをはらむものばかりで、調査していることがバレてしまう可能性が高いでしょう。
もし、相手に浮気調査がバレてしまうと大変です。その後の家庭生活に問題が生じるでしょう。
浮気調査がバレた後も一緒に暮らし、互いに毎日顔を合わせるのに、どんな顔をして向き合えばよいのでしょうか。疑う側と疑われる側のストレスに満ちた家庭です。さらに、感情的な亀裂が生じて、夫婦関係の修復が困難になることも懸念されます。逆切れや暴力沙汰に発展してしまうかもしれません。
それに加えて、今まで以上に警戒するようになるでしょう。SNSアカウントを削除するなど、証拠隠滅をはかる可能性があります。そして、尾行などにも気づかれやすくなり、今後の調査が難しくなります。
浮気調査はプロの探偵に任せよう
素人が尾行するとなると、自分1人で行うことでしょう。それでは、対象者を見失ってしまう可能性が高いです。1人だとトイレに行くゆとりもないので、長時間の尾行は不可能です。
また、ラブホテルに入ろうとするカップルを撮影した経験のある人はどれくらいいるでしょう。それこそ探偵を仕事にしている人以外には、いないはずです。
一般的に探偵業でもない限り、暗視カメラや望遠、ペンやメガネや腕時計の形をしたカメラを持っていません。
つまり、素人の場合は、基本的に調査員が自分1人、経験やスキルは全くありません。さらに使用する機材は揃っていません。自分で浮気調査を行うのは無理があります。やはり浮気調査は探偵に任せた方が得策なのです。
探偵のホテル調査テクニック
探偵は浮気調査のプロです。プロとしてのテクニックを持っています。その一部を紹介しましょう。
まず、尾行の時には、調査員が通常2名で連携して行います。徒歩や交通機関の変化に対応するため、状況によって役割分担を行います。また、同じ人物がずっと後を付いてくるのは怪しまれます。そのため、容姿を変える工夫や、視線の送り方などのテクニックを組み合わせて「バレない尾行」を実現しているのです。
また、ホテルの出入りを撮影する場合には、張り込む場所や撮影場所の確保が重要です。出入口が見通せる場所に車を停めて、車内に隠れて撮影が基本。しかし、丁度よい位置に車が止められるとは限りません。場合によってはホテルにチェックインして、利用客になってしまうことで、張り込みや撮影の場所をホテル内に確保することもあります。
他にも、人が張り込めない場所には隠しカメラを一時的に設置するなど、様々なテクニックを駆使しています。
探偵による浮気調査の流れが詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
浮気調査なら確かな調査力の「アルシュ探偵事務所」へ
ホテルなどの宿泊施設は、浮気カップルの不貞行為の舞台となります。多くの場合はラブホテルですが、ビジネスホテルやシティホテルも利用されます。
証拠能力としては、性行為目的のラブホテルの出入りを撮影したものが確実ですが、ビジネスホテルやシティホテルでも、浮気カップルが同じ部屋に入ったことを証明できれば有力です。
ホテルを利用した形跡はレシートやカード利用明細など様々なものから見出すことができます。しかし、それらは浮気の証拠としては不十分で、浮気を立証するにはもっと確実な証拠が必要です。
そうした証拠を得るためには、浮気の現場となるホテルで証拠の撮影を行いますが、専門的な機材と経験や技術が必要なので、素人には難易度が高すぎます。自分で調査して手痛い失敗をするよりは、探偵に任せるべきでしょう。
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