「浮気は病気」で片付けない!パートナーの浮気を乗り越える方法
「パートナーの浮気」――この言葉を聞くだけで、胸が締め付けられるような痛みを感じる方もいるでしょう。混乱、怒り、悲しみ、絶望…さまざまな感情が押し寄せ、「もう終わりだ」と全てを諦めてしまう人も少なくありません。そんな中で、「浮気は病気だから仕方ない」「あの人は病気だから治らない」といった言葉を耳にすることもあるかもしれません。
しかし、本当にそうでしょうか? 「浮気は病気」という言葉で、パートナーの浮気を片付けてしまって良いのでしょうか? 私たち探偵は、数多くの浮気問題を扱ってきましたが、その経験から断言できます。安易に「病気」という言葉で蓋をしてしまうことは、真の解決には繋がりません。
もちろん、性依存症や精神疾患が背景にあるケースも存在します。しかし、多くの場合、浮気は複合的な要因が絡み合って生じるものです。この記事では、「浮気は病気」という一言で片付けず、その深層にあるものを見つめ、具体的な解決策を共に考えていきたいと思います。
「浮気は病気」と捉えることの危険性

なぜ、「浮気は病気」という言葉で片付けるべきではないのでしょうか。そこにはいくつかの危険性が潜んでいます。
問題の本質が見えなくなる
「病気だから」という理由で納得してしまうと、なぜ浮気が起きたのか、その根本的な原因を深く探ろうとしなくなります。
パートナーとの関係性、コミュニケーション不足、精神的な満たされなさ、ライフステージの変化など、浮気の背景には様々な要因が隠されていることがあります。これらを見過ごしてしまうと、根本的な解決には至りません。
被害者が不当に我慢させられる
「病気だから仕方ない」という考え方は、浮気をされた側が不当に我慢を強いられる状況を生み出す可能性があります。
病気であれば、治るまで待つべき、支えるべきという論調になりがちですが、その間に浮気行為がエスカレートしたり、精神的に疲弊したりするケースも少なくありません。
加害者の責任が曖昧になる
「病気」という認識は、浮気行為に対する責任を曖昧にしてしまう可能性があります。
もちろん、精神的な問題が行動に影響を及ぼすことはありますが、それが全てを免罪するわけではありません。自身の行動に対する責任を自覚し、向き合うことがなければ、真の改善には繋がりません。
適切な対処法が見つからない
もし本当に精神的な問題が背景にある場合でも、それは専門家による診断と治療が必要です。安易に「病気」と決めつけ、素人判断で対処しようとすれば、状況を悪化させる可能性もあります。正確な状況把握が、適切な対処法を見つける第一歩です。
浮気の背景にある多様な要因

では、「病気」でなければ、浮気は一体何が原因で起こるのでしょうか? 私たちの経験から、以下のようないくつかのパターンが考えられます。
関係性の不満
パートナーとの関係性において、愛情不足、コミュニケーション不足、性生活の不満、価値観のズレなどが積み重なり、満たされない感情を外に求めてしまうケースです。これは、浮気という形のSOS信号であることも少なくありません。
自己肯定感の低さ
自分自身に自信がない、認められたいという欲求が強い場合、他者からの賞賛や新しい刺激を求めて浮気に走ることがあります。浮気をすることで一時的に自己肯定感が満たされると感じてしまうのです。
環境の変化・ストレス
仕事や家庭での大きなストレス、環境の変化(転勤、子育て、親の介護など)によって精神的な余裕がなくなり、一時的に現実逃避として浮気に走ってしまうケースです。
好奇心・刺激への欲求
単純に新しい刺激を求める、スリルを味わいたい、といった好奇心や冒険心から浮気に発展することもあります。これは、既存の関係性では満たされない欲求が背景にある場合が多いです。
倫理観の欠如
残念ながら、そもそも倫理観や道徳観が希薄で、浮気に対する罪悪感が低い人も存在します。これは、育ってきた環境や個人の価値観に根差していることが多いです。
精神的な問題(本当に「病気」の可能性も)
ごく稀に、性依存症、パーソナリティ障害、うつ病、躁うつ病といった精神的な問題が浮気の背景にあるケースもあります。これらの場合は、専門医による診断と治療が不可欠です。しかし、自己判断せずに、まず専門家へ相談することが大切です。
パートナーの浮気を乗り越えるための具体的なステップ

「浮気は病気」と片付けない覚悟を持てたなら、次はいよいよ具体的な行動に移る時です。感情的になるばかりでは、状況は好転しません。冷静かつ計画的に対処することが、未来を切り開く鍵となります。
ステップ1:真実の把握と証拠収集
まずは、事実を正確に把握することが何よりも重要です。パートナーの言葉だけを鵜呑みにせず、客観的な証拠を集めることが不可欠です。
自己調査の限界を理解する
たとえば、パートナーの浮気を疑うと、まず先にスマートフォンのチェックに走る方がいます。スマートフォンのチェックやSNSの監視は、プライバシー侵害のリスクがあるだけでなく、関係をさらに悪化させる可能性も高まります。自己調査はあくまで慎重に、専門家のアドバイスを受けながら進めましょう。
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探偵への相談
感情的になっている状況で、ご自身で証拠を集めるのは非常に困難であり、リスクも伴います。
感情的になって問い詰めてしまえば、証拠隠滅をされる可能性もあります。私たち探偵は、浮気のプロフェッショナルです。尾行、張り込み、証拠写真・動画の撮影など、法的に有効な証拠を効率的かつ確実に入手しますのでまずはご相談ください。
証拠があれば、話し合いの場で有利に進められたり、もし離婚や慰謝料請求になった場合にも強力な武器となります。
ステップ2:冷静な状況判断と自分の気持ちの整理
証拠が揃ったら、感情に流されず、冷静に状況を判断する時間が必要です。
自分の本心と向き合う
パートナーとの関係を修復したいのか、それとも離婚したいのか、自分の正直な気持ちを見つめましょう。感情的に判断せず、将来をどうしたいのか、具体的に想像してみることが大切です。
関連記事:浮気を許すor許さないはどう判断する?許せない時はどう対処すべきか
第三者への相談
信頼できる友人・家族・カウンセラー・弁護士など、第三者に相談し、客観的な意見を聞くことも有効です。一人で抱え込まず、心の負担を軽減しましょう。
ステップ3:パートナーとの向き合い方
真実を把握し、自分の気持ちを整理できたら、いよいよパートナーと向き合う時です。
冷静な話し合いの場を設ける
感情的に罵り合うのではなく、冷静に話し合える時間と場所を選びましょう。証拠を提示し、浮気の事実を突きつけます。
相手の言い分を聞く
浮気の事実を認めさせたら、なぜ浮気に至ったのか、その背景を聞きましょう。ただし、言い訳を鵜呑みにせず、真摯に反省しているかを見極めることが重要です。
具体的な解決策を求める
関係修復を望むのであれば、今後どうしていくのか、具体的な改善策を話し合いましょう。例えば、二度と浮気をしないことの約束、浮気相手との関係を完全に断ち切ること、カウンセリングを受けることなど、具体的な行動を求めます。
専門家の力を借りる
夫婦間での話し合いが難しい場合は、夫婦カウンセリングや弁護士を交えて話し合うことも検討しましょう。
ステップ4:関係の再構築または新たな人生のスタート
話し合いの結果、関係を再構築するのか、それとも別の道を歩むのかが決まります。
関係を再構築する場合
浮気の事実を乗り越え、より良い関係を築くためには時間と努力が必要です。お互いの努力はもちろん、夫婦カウンセリングなどを継続的に活用し、関係性の改善に努めましょう。信頼の回復には、徹底した透明性とコミュニケーションが不可欠です。
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離婚を選択する場合
新たな人生を歩む決断をした場合、冷静に離婚協議を進める必要があります。慰謝料、財産分与、親権など、法的にも複雑な問題が絡むため、弁護士に相談し、適切な手続きを踏むことが重要です。
探偵が集めた証拠は、この時に非常に大きな効力を発揮します。
まとめ
「浮気は病気」と簡単に決めつけてしまう前に、まずは事実を正確に把握し冷静に状況を見つめ直すことが大切です。その上で、あなたが本当に望む未来のために、適切な行動を起こす勇気を持ちましょう。
もし、今、パートナーの浮気に悩み、どうして良いか分からないのであれば、一人で抱え込まずに私たちにご相談ください。あなたの未来のために、私たち探偵が全力でサポートいたします。
