ストーカーに遭いやすい人の特徴と被害に遭わないための防止策
近年、ストーカー被害は増加の一途を辿っており、その影響は深刻です。単なる嫌がらせにとどまらず、精神的な苦痛、身体的な危害など、被害者の生活を大きく侵します。誰しもが被害に遭う可能性がありますが、その被害に遭いやすい特徴を持っている方もいます。
本記事ではストーカーに遭いやすい人の特徴をご紹介しますので、該当項目が多い方は特に身近な問題として捉え、適切な対策を講じて被害を防いでください。
ストーカー行為ってどんな事?
ストーカーという行為について何となく知っている方は多いと思いますが、具体的にはどのような行為がストーカーに該当するのでしょうか?
ストーカー行為の定義と、ストーカー行為の具体例について解説します。
ストーカー行為とは
ストーカーの語源は英語の「stalk(忍び寄る・後をつけるなど)」という単語に由来しています。元々は狩猟において獲物に気づかれずに近づく行為を指すものですが、この意味から転じて、人間関係において特定の相手を執拗につきまとって追いかけたり、嫌がらせ等を繰り返し行う事がストーカー行為に該当します。
ストーカー行為の具体例
ストーカーになる行為としてはストーカー規制法で定められた『つきまとい等』と呼ばれる行為を繰り返し行う事がストーカー行為に該当します。
具体的には次のような行為が『つきまとい等』として位置付けられています。
- つきまとい…目的の場所へ追いかけていく。
- 待ち伏せ…目的の人の帰宅時などに待ち伏せする。
- 押しかけ…住居や職場などに無断で訪問する。
- うろつき…住居や職場、学校周辺等をうろつく。
- 監視を告げる…監視していることを告げる。
- 面会や交際の強要…拒否されているにも関わらず、面会や交際を求める。
- 乱暴な言動…暴言を吐いたり、威嚇するなど。
- 無言電話、連続電話、…無言電話、連続して電話をかける。
- 電子メールやSNS 、FAX…嫌がらせのメールやSNSでのメッセージ、FAXを繰り返し送る。
- 汚物などを送る…汚物や動物の死骸等を送りつける。
- 名誉を傷つける…中傷したり名誉を害する事項を告げる。
- 性的羞恥心を侵害する…わいせつな行為や言葉で傷つける。
- GPS機器などの取り付け…相手の許可なくGPS機器などを取り付ける。
- GPS機器などで位置情報を取得…相手の許可なく位置情報を取得する。
特定の者に対してこれらの行為を繰り返し行うことがストーカー行為となります。
ストーカーに遭いやすい人の特徴
ストーカーは誰にでも起こるうる被害の一つですが、被害に遭ってしまっている人には共通した特徴がみられる事があります。
ストーカー被害は時に残酷な結末をたどる事もありますので、自分の事を守るために、ストーカーに遭いやすい人の特徴について知っておいてください。
- 誰に対しても優しい
- オープンな性格
- 不特定多数の人と関わることが多い
- 真面目で大人しい
- NOとハッキリ言えない
- 初対面でもすぐに気を許しやすい
- SNSに私情をよく投稿する
- 一人暮らし
- 容姿が整っている
それぞれ詳しく解説します。
誰に対しても優しい、気が利く
ストーカーになる人は“自分にだけ優しい”と勘違いして恋愛感情を一方的に持ってしまう事があります。そしてその勘違いのまま、他の人にも優しくしている姿を見て嫉妬心などからストーカー行為へと発展していく事があります。
オープンな性格
『何でも話してくれる』『親しくしてくれる』など、自分に気を許してくれるのは“特別な存在だから”だと思われてしまう事があります。
小さな悩みなどあれこれ幼気に誰にでも話してしまうと、ストーカーは頼られていると勘違いします。良かれと思って、勝手に色々なものを送り付けてきたりするかもしれません。
不特定多数の人と関わることが多い
色々な人と接触している様子を見たストーカーが独占欲をむき出しにしてしまう事があります。
真面目で大人しい
派手な女性は強いイメージや抵抗されるかもという危機感を持たれますが、真面目で大人しい場合、ストーカーにとっては手を出しやすく、守ってあげたい存在になりやすいです。
NOとハッキリ言えない
断っているつもりでも、相手にその真相が伝わらず誤解を招きやすいです。遠まわしに伝えてもストーカーには自分の都合の良いように捉えられてしまう事があります。
初対面でもすぐに気を許しやすい
相手の事をまだよく知らないうちに自分の素性を明かし過ぎるのはストーカーからすると都合の良いターゲットにしかなりません。
SNSに私情をよく投稿する
見知らぬストーカー気質の人から自宅や職場などを特定されてストーカーに遭う事があります。
一人暮らし
他の同居人から邪魔される危険が少なく、ターゲットになりやすいです。
容姿が整っている
外見が美しいものに弱い人はいます。『自分の物にしたい』『他の人の手に渡したくない』という感情をストーカーに芽生えさせてしまう事があるでしょう。
ストーカーに遭わないための対策
ストーカーに遭いやすい人の項目に複数該当してしまった場合はストーカーに遭わないための対策を是非行っておいてください。
- YES/NOをハッキリ言う
- 個人情報を大切に
- 防犯カメラの設置
- 盗聴器や隠しカメラへの注意
- 洗濯物を外に干さない
それぞれ解説します。
YES/NOをハッキリ言う
好意があるかどうか、勘違いされないように毅然とした態度を取れるようにしましょう。
元恋人がストーカーになってしまう事も多いです。相手を傷つけたくなかったり、話しづらい理由があるかもしれませんが、別れる時は話し合ってしっかりと意思を伝える事が大切です。
個人情報を大切に
普通は知ることができない情報を得られた時に他の人にはない自分だけの特別感を感じられてしまう事があるので、悩みや相談を含め個人的な情報を広める事はできるだけ避けましょう。口頭はもちろん、SNSの発信等も注意してください。
防犯カメラの設置
部屋の中や家の外の目立つところに防犯カメラを設置しておくことで、ストーカーが行動しづらい環境を作る事も大切です。防犯ブザーを身に着けるのも良いでしょう。
盗聴器や隠しカメラへの注意
賃貸物件では他の人の出入りもあるので前の住人に対する盗聴器が仕掛けられている事もあります。
そのままストーカーが自分についてしまう事もあるので、引越ししてすぐに盗聴器が設置されていないか調べる事も大切です。
また、賃貸へ引越しをする場合は鍵の交換を行ってもらった方が安心です。
さらに、家具の運搬や部屋の設備調査などで他人を部屋に入れる機会がある時はできるだけ目を離さずにいましょう。
洗濯物を外に干さない
洗濯物は家族構成や性別などを判断する材料になってしまいます。室内干しにするか、異性の物をわざと混ぜて干すなどの工夫をしておくと良いでしょう。
ストーカーの正しい対処法
色々対策を施していても、ストーカーに遭ってしまう可能性もあります。
その場合は早急に対処することが重要です。
ストーカーをされるととても恐怖を感じると思います。一人で悩まず相談しながら早めの解決を目指しましょう。
家族や友人に相談する
一人で出かけたり、夜間に一人で帰宅するなど、一人になる時間が危険です。家族や友人に相談して、なるべく一人の時間を作らないようにしておくと安心です。
また、家に帰った時にすぐに電気をつけると集合住宅の部屋がバレたり、一軒家でも部屋を特定されやすくなります。
遠隔でコントロールできる照明を利用したり、エコではないですが一日中点けっぱなしにしたり、帰宅して暫くしてから点けるようにするなどの工夫をしても良いです。
証拠を残す
ストーカーに遭ってしまった場合、恐怖のあまり目の前の事実から目を背けるために証拠を破棄してしまう事がよくありますが、ストーカー行為を証明するために証拠となるものは残しておくことが大切です。
- 続けざまに来るメールや手紙
- 拒否しているのに送られてくるプレゼント
- 電話の受信記録 など
証拠になりそうな物について、現物を取っておいたり写真に収めたり、メモをして記録するようにしましょう。
警察に相談する
ストーカーの相談先として、警察も挙げられます。
まずは電話相談『♯9110』で受けている行為がストーカーに当たるかなど相談することもできます。
実際に警察署に行く場合は生活安全課を訪ねます。
警察に被害届を提出することで
- パトロールの強化
- 警告
- 禁止命令の発令
- 逮捕
といったような措置を取ってもらえる可能性があります。
ただし、警察は実際に被害状況が明らかになっていない場合や事件性が高くない場合はすぐに対処してくれない事もあるのが実情です。
ストーカー被害に遭っているという証拠の写真や映像を持って相談した方が良いでしょう。
弁護士に相談する
ストーカー被害の相談先として、弁護士も良いでしょう。
- ストーカーと直接交渉
- 警察に対して禁止命令の発令を要請
- 被害届や告訴状提出の代理 など
自分で行う事が難しい事であっても弁護士が代理人となって様々な手続き等を行ってくれます。
ただし、弁護士に代理人を依頼したい場合も、被害の状況や相手が特定できていなければ訴訟や交渉が難しいケースがあります。証拠となる物や犯人に繋がる情報を得た上で相談すると良いでしょう。
探偵に相談する
探偵はストーカーの犯人と直接交渉をしたり、禁止命令を出したり逮捕することはできません。
ですが、探偵にストーカー調査を依頼した場合、ストーカーの犯人を特定したり、被害状況を証拠化することができます。
『警察に積極的に動いてもらえない』『弁護士に代理人になってもらえない』という事がないように、早めに犯人の特定や被害の証拠化をしておくことが解決への近道です。
まとめ
ストーカー被害は年々増加するだけでなくその被害が残酷なものになっているように感じます。
SNSの普及もあり、見えない相手からのストーカーも増え、その内容も巧妙化しています。
- 誰に対しても優しい
- オープンな性格
- 不特定多数の人と関わることが多い
- 真面目で大人しい
- NOとハッキリ言えない
- 初対面でもすぐに気を許しやすい
- SNSに私情をよく投稿する
- 一人暮らし
- 容姿が整っている
という条件に多く該当する方は魅力的に感じられてストーカーに遭ってしまう可能性も高くなってきます。
ストーカー防止対策をして、被害に遭わないようにしてください。
もしストーカーに遭っているかも…と不安になることがあれば、早めに身近な人や各種機関に相談しましょう。決して一人で悩むような事がないようにしてください。
総合探偵事務所アルシュの探偵は元刑事です。刑事時代も探偵である現在も、多くの相談者に寄り添って問題の早期解決を目指しています。
ストーカーはとても怖いものですから、些細な事でも不安があるのなら、大きな事件になる前に相談してください。