探偵をつけられている!?探偵に調査されているか知る方法
探偵は様々な調査を行っています。誰かが自分の事を調べるために探偵をつけているのではないかと心配になる人もいることでしょう。
調べられても問題ないと思える人ならば良いのですが、中にはどうしても知られたくない事がある人もいるものです。
その理由は本人が一番わかっていると思いますが、自分に探偵をつけられているかどうか知りたいという人のために、この記事では探偵に調査されているか知る方法をご紹介します。
どんな時に探偵をつけられる?
誰かに探偵をつけられるというケースはそう多いケースではありませんが、もしかしたら自分が思っているよりも探偵をつけられるケースは多いかもしれません。
どのような時に探偵をつけられるのか、探偵が行っている調査の種類と探偵をつける具体的な理由をにご紹介します。
探偵が行う様々な調査の種類
探偵が行う調査のイメージとしては浮気調査や人探し、盗聴器発見等が思い浮かぶでしょうか?
実際のところ探偵は、それ以外にも以下のような多岐に渡る調査を日々行っています。
- 勤務先特定
- 社内調査
- 結婚前調査
- いたずら調査
- ストーカー調査
- いじめ、DV調査 など
他にも多くの調査を行いますが、誰かがそれらの調査を必要と感じれば自分に探偵がつけられてもおかしくはありません。
「浮気をしている」「家出をしている」「ストーカー行為をしている」「養育費を払っていない」「仕事をさぼっている」「婚約者に隠し事をしている」「誰かに辛く当たっている」などがあればいつ探偵をつけられてもおかしくありません。
探偵をつけられる具体的な理由
探偵に調査を依頼するのには相当の目的があります。
基本的には自分で調べる事が難しく、お金を払ってまででもその事実を確かめたい。という強い意志のあります。
また、事実を確かめるだけではなく、その事実を元に法的な措置を検討している事や将来を決めたりする事も多いです。
例えば
- 慰謝料請求の根拠として不貞行為の証拠を集める
- 強制執行のために職場先を調べる
- 正当な解雇理由を証拠化するため
- 結婚詐欺などの危険が無いか確かめる
- いたずら被害の犯人を探す
- いじめやDVの証拠を撮って法的に訴える など
一人一人に大きな目的があり、それを成し遂げるために探偵をつけるようになります。
探偵をつけられているか知る方法
さまざまな理由から探偵をつける事がありますので、自分に探偵をつけられていないか心配している方もいる事でしょう。
ここからは探偵をつけられていないか知る方法をご紹介していきます。
- 尾行している調査員を探す
- 聞き込みをされていないか調べる
- 探偵と契約していないか調べる
- 探偵に調査を依頼する
それぞれの詳しい方法を解説していきます。
尾行している調査員を探す
探偵はさまざまな手法を用いて対象者について調べます。その方法として代表的なものが『尾行』ですので、尾行している探偵がいるかどうか探してみましょう。
ただし、探偵は調査のプロです。そう簡単に対象者に見つかるものではありません。ですが、探偵にもその能力に差があり、中には未熟であったり、そもそもアルバイトのような探偵を雇っている探偵事務所もあるので運が良ければ見つける事もできます。
上着や帽子、眼鏡などはすぐに変えることができるので、顔、靴やズボン鞄などを覚えて探すのがおすすめです。
以下の方法で尾行している探偵を探してみましょう。
人通りの少ない小さな路地を曲がる
探偵は人の少ないところでは距離を取りますが曲がった時には見失う恐れがあるので少し距離を詰めて来る可能性があります。曲がった後にすぐに隠れて少し経ってから来た道を戻った時にすれ違った人は尾行している調査員の可能性があります。
高層階でも階段を使って昇り降りする
ほとんどの人が階を移動する時にエレベーターやエスカレーターを使います。使用頻度の少ない階段を使う事で探偵を見つけられるかもしれません。
昇っている途中で急に降りてみるなど、方向転換してみても良いでしょう。
降りる人の少ない駅で一旦降りる
探偵を探すには人の少ない場所で探す方が効果的です。大勢の中では探偵も調査しやすいですが人の少ない場所は対象者に見つかりやすいため未熟な探偵の場合見つかる可能性が高くなります。
あまり人が降りない駅で一旦降り、同じく降りる人を覚えましょう。
電車にギリギリで乗り降りし、合わせて乗り降りする人
自分のとっさの動きに行動を合わせてくる人は後をつけてきている探偵の可能性があります。
電車では同じ車両だけではなく、隣の車両にいる人まで観察します。
聞き込みをされていないか調べる
探偵の調査方法で聞き込みを行うこともあります。聞き込み対象者の選定を見誤ったり聞き方を間違えると本人に調査していることが伝わってしまうため探偵の技術が問われる手法でもあります。
聞き込みをされていないか調べるのは難しいですが、自分のことを良く知る人に、何かの話の流れで自分の名前を出したことがあるか聞いてみましょう。
探偵は直接あなたの名前を出すことはなく、話の流れでうまくあなたの名前を出させて聞き出します。
探偵と契約をしていないか調べる
家族や恋人から探偵をつけられている可能性を心配しているのなら、探偵と契約をしていないか調べることで自分に探偵がつけられているかを想定できるケースもあります。
探偵と契約しているかどうかは以下の方法で調べてみましょう。
ネットで探偵を検索した履歴
家のパソコンやパートナーのスマホで探偵を検索した履歴があったり、予測変換で『探偵』が出てくる場合は探偵をつけている可能性が出てきます。
探偵の調査契約書
探偵に調査を依頼する場合、必ず契約を交わします。見えないところに探偵と交わした調査契約書を隠してある可能性がありますので、家の中を調べてみても良いでしょう。
預金口座の残高や振込先
探偵の料金システムとして、調査開始するために着手金の入金を確認してからという事務所も少なくありません。万が一対象者から見られてもすぐにわからないように振込先は探偵事務所の名前ではない事もありますので、預金口座やクレジットカードの支払い明細に少し大きなお金の動きがあるのならその振込先について調べてみましょう。
探偵に調査を依頼する
自分に探偵がつけられていないかを知るために自分で探偵を雇うことも可能です。探偵に対抗できるのは探偵とでも言いましょうか。探偵の行動パターンは探偵が一番よくわかります。一つ上を行くには探偵に自分の調査を依頼するのも一つの手です。
関連記事:意外と知らない探偵事務所の調査料金とは?目的別の費用目安もご紹介
探偵をつけられていたら訴える事はできるのか?
探偵をつけられているという事がわかったとしたら、どうしたいでしょうか?探偵をつける事をやめてほしいと伝えるか、それとも法的に訴えたいでしょうか?
結論から申し上げると、探偵は調査に必要な範囲で調べることを探偵業法で認められているため、適切な方法や手法で行われた調査をしている探偵や依頼者の事を訴えることはできません。
ただし、以下のようなケースでは訴えることができる可能性もあります。
- 調査のために他人の敷地に侵入→不法侵入
- 不必要なしつこい尾行や張り込み→迷惑行為防止条例や軽犯罪法等に違反
- GPSを探偵が仕掛ける→迷惑行為防止条例で規制
- 調査で得た情報を不特定多数に公開すること→プライバシー権の侵害・名誉棄損
- 犯罪の助長となる可能性のある調査→探偵業法で禁止
- 差別につながる調査→探偵業法で禁止
また、そもそも公安委員会に探偵業の届け出がされていないのに探偵として調査をした場合は探偵業法が適用されて科料が課される可能性があります。
こういったケースでは訴える事ができる事もありますので、弁護士等の専門家に相談すると良いでしょう。
関連記事:こんな探偵に要注意!知っておきたい違法・合法ガイドライン
まとめ
探偵をつけられているかどうか、気になる方もいると思います。つけられているかどうか知りたいという方は
- 尾行している調査員を探す
- 聞き込みをされていないか調べる
- ネット調査されていないか調べる
- 探偵と契約していないか調べる
という方法で調べてみてください。ただし、依頼者は相当の覚悟を持って行っていますので、何か行動を起こしてくると考えておいた方が良いです。
探偵をつけられていないか確実に知りたい場合は自分に探偵をつけて調べると良いですが、もしやましいことがあるのなら、探偵をつけられていると感じた時点で自ら認めた方が良いかもしれません。
総合探偵事務所アルシュでは探偵をつけられていないか調べる調査も行っています。自分で調べてみてもわからない、どうしてもつけられているかを知りたいという場合はご相談ください。