ストーカーになりやすい人の特徴と注意すべき接し方
ストーカー被害は年々深刻になっています。命の危険さえ感じるストーカー行為は知り合いなどの面識のある人から受けたり、見ず知らずの相手から受けてしまう事もあります。もし、ストーカーになりやすい人と関わる事があるようならば、対策をしておくことでストーカー被害に遭う確率を下げる事ができるはずです。
ストーカになりやすい人の特徴やストーカーになりやすい人との接し方について理解を深め、ストーカー対策に役立ててください。
※ストーカーに遭いやすい人の特徴やストーカーに遭ったときの対処法についてはコチラの記事を参考に!
ストーカーになりやすい人の特徴
ストーカーは多くの場所で起こっていますが、ストーカーになりやすい人には特徴があります。
どのような特徴があるか見てみましょう。
- 男性
- 依存体質
- 自己中心的
- 極度のポジティブ思考
- 独占欲が強い
- 友達が少ない
- 惚れやすい
- 恋愛経験が少ない
- 自己評価が高い
それぞれ詳しく解説します。
男性
恋愛の仕方には男性と女性で異なる面があります。たとえば、女性は前の恋愛を上書きする傾向ですが、男性は前の恋愛を引きずる傾向だと言われています。
また、男性は一目惚れも多いですが、女性は内面まで相手の事を知ってから深い関係を求めるので双方には温度差が生まれる事も少なくありません。
その結果、熱量の違いから男性がストーカーになるケースはよくあります。実際の事件を見ても、ストーカーの加害者は男性が85%以上を占めます。(参考:男女共同参画『ストーカー行為の実態』)
依存体質
依存体質の人は一人で行動することや一人になることが苦手です。相手を失う事が怖く、離れていく事実を受け入れたくありません。相手がいないと生きていけないとさえ思います。
また、一つの物に依存すると他の物を受け入れようとしません。これは人に対して起こる事もあります。
『自分にはこの人しかいない』と代わりがきかないので、自分の手から離れていくくらいなら手段を選ばず死守しようとするストーカーになる事があります。
自己中心的
相手の気持ちを考えられない自己中心的な人もストーカーをしやすいです。
他人になんと言われようと意見は受け入れず、自分がしたいようにするのでやられた方が迷惑と感じて伝えたとしても自分の満足のためにやっていることなのでやめません。
相手がどう思うかより、自分がどうしたいかを優先させるので、たとえば「ついてこないで」と言っても「ついて行きたいだけだから気にしないで」というような感じで、自分さえよければ良いという迷惑なストーカーになることがあります。
極度のポジティブ思考
好きではないと言う気持ちを伝えたとしても、極度のポジティブ思考を持った相手にとってそれはただ口だけで、”本音は好きなはず””恥ずかしがっているだけ”などと感じます。
『嫌よ嫌よも好きのうち』という言葉になぞらえて、自分に都合良く解釈してしまうのでしょう。
いくら繰り返し言っても通じず、相手から嫌がられている事に気が付きません。
独占欲が強い
ストーカーは独占欲が強い事がよくあります。
独占欲が強い人の特徴として、焼きもちを焼く人や他人を支配する人が多く、他の人を誰一人寄せ付けないように監視したり、プレゼントを贈り続け自分色に染めようとすることもあります。
一見とてつもなく大切にされているように感じますが周りには当たりが強い事もよくあるでしょう。
友達が少ない
友達が少ない人もストーカーになりやすいです。
他人との交流が苦手で第三者からの意見を聞いて自分の価値観を確認したり、一緒に寂しいや悲しいなどの感情や怒りや苦しみ等のストレスを発散させることもできません。
間違った価値観で相手と接するようになり、ストーカーとなってしまう事があります。
惚れやすい
一目惚れをする等、相手を深く知る前から熱くなる人は恋愛に一直線です。思い込みが激しい事もあり、冷静な判断を苦手とする人も多いです。
真っ直ぐ自分の感情をぶつけてしまうので相手の気持ちを考えられない人もいます。
良かれと思ってやっていたことが相手の迷惑になるストーカー行為だという事を判断できない人もいるでしょう。
恋愛経験が少ない
相手が何をしたら喜ぶか、何をしたら嫌がるのか、どのように接したら良いか等適切な判断を誤ってしまい、ストーカー行為を犯すことがあります。
また、二度とないチャンスを逃すまいとしてストーカーになることもあります。
自己評価が高い
自分は相手から嫌われるわけがない、拒否されるわけが無いという自信があります。
さらに、他人に対しては厳しく、悪口を平気で言ったり見下すような扱いをする傾向がある人は自分が誰よりも相手にふさわしいと考えるのでストーカーとなる事があります。
ストーカーになりやすい特徴を持つ人との接し方
ストーカーになりやすい特徴を複数持った人は些細な事からストーカーになる危険を孕んでいます。
初めから関わらないようにできれば良いのですが、出会いから相手の性格を把握することが難しいのは言うまでもありません。
相手を知るうちにストーカーになりやすいタイプだと感じたら接し方に気を付けましょう。
- 付き合っている人との別れ方
- 好意を寄せられている人への接し方
それぞれについて解説していきます。
付き合っている人との別れ方
もしストーカーになりやすいタイプの人と付き合ってしまったとしたら、別れ方には特に注意が必要です。
- 一方的に無理矢理別れない
- 別れたいという意思をはっきり伝える
- 相手の悪い所や嫌な所ばかり伝えない
- 他に気になる人や好きな人がいる事をにおわせない
それぞれ詳しく解説します。
一方的に無理矢理別れない
あまり話をしたくないからと言って、LINEでこちらの思いを告げるだけであとはブロックしてしまうようなことがありますが、ストーカー気質の相手には絶対にNG行為です。
納得がいかなかったり、誰かに言わされているのでは?と感じて隠れて様子を窺うようになる可能性がでてきます。
別れたいという意思をはっきり伝える
「優しい所は好きなんだけど…」「あなたのためにならないから…」と相手の事を思って言うかもしれませんが、諦めがつかなくなり、いつかタイミングを見てもう一度やり直せるのではないかと期待を持たせることがあります。
ただ待っているだけなら良いのですが、ストーカーになりやすい人にとって待つ時間は苦痛であり、何らかの方法でアピールしてくるようになってしまうかもしれません。
別れる時はもう好意はないという事を伝えてきっぱりと別れましょう。
相手の悪い所や嫌な所ばかり伝えない
別れたい原因が沢山相手にあったとしても、それを全て相手にぶつけて納得させようとするのもよくありません。
自分の良さがわかっていないから理解させようとしてきたり、見下された気分になって怒りをぶつけてくる事もあります。
他に気になる人や好きな人がいる事をにおわせない
他の人に取られたと思うと悔しさが憎しみに変わっていく事があります。自分から奪った相手がどんな人なのか、自分よりも良い人なのか、色々な探りを入れたくなりストーカーへとなります。
自分だけでなく、気になる人や好きな人に対するストーカーにもなり得るので気をつけてください。
好意を寄せられている相手への接し方
付き合ってはいなくても、好意を寄せられていると何となくわかる事もあると思います。そういった相手に対する接し方にも注意しましょう。
- 嫌な事は嫌だと丁寧にはっきり断る
- 悩みを相談しない
- 距離感に気を付ける
それぞれ詳しく解説します。
嫌な事は嫌だと丁寧にはっきり断る
「嬉しいけど…」「助かるけど…」と濁すと、照れているだけかと思われて余計に守りたい存在になってしまう危険があります。
好意を寄せて色々してくれるかもしれませんが、中途半端にすべて受け入れるのではなく、きちんと断る事も大切です。
すべてを受け入れていると自分も受け入れられていると感じますし、そうなったのにその後の関係に発展しない事に寂しさや不満、不快を感じさせてストーカーされてしまうかもしれません。
悩みを相談しない
私生活について小さな悩みを相談すると、『自分は頼られている』『助けを求められている』と勘違いされてしまいます。
ストーカーになりやすい人に悩みを相談しないように、普段からあまり私生活の悩み相談は避けておいた方が良いです。
また、生活パターンや生活圏などの情報を与える事は好奇心を刺激しますのでやめましょう。
距離感に気を付ける
ストーカーになりやすい人が『自分に恋愛感情を持っている』と勘違いしてしまわないように、距離感には注意が必要です。
- 目をよく合わせる
- ボディタッチをする
- 恋愛の話をする
- 色々な質問をする
- 二人きりになる など
これらの行為は相手が「自分に恋愛感情があるのでは?」と感じさせる可能性があります。
特別な感情を持たずに接しているつもりでもストーカーになりやすい人にとっては違います。他の人へも同じように接している姿を見て独占欲や嫉妬心が出ることもあるので気を付けましょう。
まとめ
最近多いストーカーですが、なりやすい人には特徴があります。
- 男性
- 依存体質
- 自己中心的
- 極度のポジティブ思考
- 独占欲が強い
- 友達が少ない
- 惚れやすい
- 恋愛経験が少ない
- 自己評価が高い
こういった特徴に多く該当する人はストーカーになる危険が高くなります。
勿論、すべてに該当してもストーカーにはならない人もいますが、それでもストーカー被害に遭わないために対策しておくことは無駄ではありません。
ストーカーになりやすい人の特徴を持っている人と別れる時は
- 一方的に無理矢理別れない
- 別れたいという意思をはっきり伝える
- 相手の悪い所や嫌な所ばかり伝えない
- 他に気になる人や好きな人がいる事をにおわせない
また、ストーカーになりやすい特徴を持っている人から好意を寄せられていると感じる時は
- 嫌な事は嫌だと丁寧にはっきり断る
- 悩みを相談しない
- 距離感に気を付ける
という接し方をするようにしましょう。
万が一、ストーカー被害を受けるようになってしまったら、すぐに警察に相談するなどの対処をしてください。