友達以上恋人未満…?セカンドパートナーとは?その定義と実態
「セカンドパートナー」という言葉を耳にしたことはありますか?
近年、配偶者がいながらも、もう一人、親密な関係を持つ異性相手を指す「セカンドパートナー」という存在が注目されています。不倫とは異なるものの、一線を越えた関係性を持つことのあるセカンドパートナーは、多くの夫婦に波紋を投げかけています。
この記事では、セカンドパートナーの定義や実態、不倫との違い、セカンドパートナーを持つ心理、そしてセカンドパートナーがもたらす影響について、探偵事務所の視点から詳しく解説します。
セカンドパートナーの定義

セカンドパートナーとは、一般的に、既婚者が配偶者とは別の異性と精神的なつながりを持ち、親密な関係を築いている相手のことを指します。セカンドパートナーという言葉は 2018年に日本で生まれた造語と言われています。
セカンドパートナーの関係には、以下のような特徴があるとされています。
肉体関係を持たない
セカンドパートナーとの間には、基本的に肉体関係がない場合が多いとされます。
既婚者同士
セカンドパートナーは互いに配偶者を持つ既婚者同士の関係とされています。
精神的なつながりを重視
共通の趣味や価値観、悩みなどを共有し、深い精神的なつながりを求める関係です。
お互いの家庭を維持する
セカンドパートナー同士は、お互いの家庭の関係を壊すことを望んでいないことが多いとされます。
これらの特徴から、セカンドパートナーは、不倫とは異なる、新しい形の人間関係であると捉えられることもあります。
セカンドパートナーと不倫の違い
セカンドパートナーは、不倫や浮気と混同されがちですが、両者には明確な違いがあります。
項目 | セカンドパートナー | 不倫 |
肉体関係 | 基本的にない | ある |
重視するつながり | 精神的なつながり | 精神的、肉体的なつながり |
関係の目的 | お互いの家庭やパートナーを維持しながら、精神的な充足を求める | 家庭を壊す可能性がある、一時的な快楽を求める場合もある |
法的な責任 | 慰謝料請求の対象となる可能性は低いが、状況によっては責任を問われる場合がある | 慰謝料請求の対象となる可能性が高い |
不倫は配偶者に対する裏切り行為であり、肉体関係を伴うことが前提となります。また、不倫は家庭を壊す原因となることが多く、法的な責任を問われる可能性も高いです。
一方セカンドパートナーは、肉体関係を持たない精神的なつながりを重視するため、『友達以上恋人未満』と表現されることもあります。お互いの家庭やパートナーとの関係を維持しながら、精神的な充足を求めることを目的とするため、不倫とは一線を画すと考えられています。
ただし、セカンドパートナーとの関係が深まり、社会通念上許容される範囲を超えた場合や夫婦関係の平和を侵害する場合には、慰謝料請求の対象となる可能性もあります。
セカンドパートナーを持つ心理

既婚者で配偶者がいる人が、なぜセカンドパートナーを求めるのでしょうか?その背景には、以下のような心理が考えられます。
配偶者との関係への不満
配偶者とのコミュニケーション不足、愛情不足、マンネリなど、関係に何らかの不満を抱えている場合、それを埋めるためにセカンドパートナーを求めることがあります。
精神的なつながりの欠如
悩みや不安を共有できる相手がいない、自分の気持ちを理解してくれる人がいないなど、精神的なつながりの欠如を感じている場合、セカンドパートナーに心の拠り所を求めることがあります。
自己肯定感の低下
仕事や家庭で評価されない、必要とされていないと感じるなど、自己肯定感が低下している場合、セカンドパートナーとの関係を通じて、自分の存在意義や魅力を確認しようとすることがあります。
刺激や非日常の欲求
日常生活に刺激がない、何か新しいことをしたいという欲求から、セカンドパートナーとの関係に新鮮さや高揚感を求めることがあります。
承認欲求
誰かに必要とされたい、認められたいという気持ちから、セカンドパートナーとの関係で愛情や承認を得ようとすることがあります。
これらの心理は単独で存在するのではなく、複数が複雑に絡み合っている場合も多いです。
セカンドパートナーがもたらす影響
セカンドパートナーとの関係は、一見すると精神的な充足をもたらすように思えるかもしれませんが、実際には、さまざまなリスクや悪影響を伴います。
夫婦関係の悪化
セカンドパートナーの存在が配偶者に発覚した場合、信頼関係が大きく損なわれ、夫婦関係が悪化する可能性が高いです。
精神的な苦痛
セカンドパートナーとの関係は、当事者にとっても精神的な負担となることがあります。「いつバレるか」という不安や、パートナーへの罪悪感、セカンドパートナーへの依存など、複雑な感情に苦しむことになるかもしれません。
社会的信用の失墜
セカンドパートナーとの関係が周囲に知られた場合、社会的信用を失う可能性があります。仕事上の立場が悪くなったり、友人関係が壊れたりすることもあるかもしれません。
法的な責任
セカンドパートナーとの関係が、夫婦関係の平和を侵害するほど親密なものであった場合、慰謝料請求の対象となる可能性があります。
時間やお金の浪費
セカンドパートナーとの関係を維持するためには、時間やお金が必要です。これらのコストが、日常生活や家庭生活を圧迫することになるかもしれません。
不倫関係への発展
セカンドパートナーとの関係が深まるにつれて、肉体関係を持つようになる可能性も否定できません。その場合は不倫関係となり、慰謝料請求や離婚などのリスクがさらに高まります。
レゾンデートル株式会社(https://raisondetre-inc.co.jp/)がセカンドパートナーの実態について調査したアンケートによれば、セカンドパートナーとの間に肉体関係があったと回答した方は男性50%以上、女性30%以上となっています。結局は友達以上恋人未満とは言い難い、肉体関係を持つ不倫に発展するケースは決して少ないとは言えないでしょう。(参考:セカンドパートナーと「どこまでした」?)
セカンドパートナーとの関係は多くのリスクを伴うものであり、決して安易に考えることはできません。
探偵事務所としてのサポート
セカンドパートナーに関する相談は、近年、探偵事務所にも多く寄せられています。相談内容は、「パートナーにセカンドパートナーがいるかもしれない」という疑念から、「セカンドパートナーとの関係を清算したい」「セカンドパートナーに慰謝料を請求したい」など、多岐にわたります。
探偵事務所では、以下のようなサポートを提供しています。
- 事実確認のための調査
パートナーの行動に不審な点がある場合、セカンドパートナーの有無や関係性を明らかにするための調査を行います。
- 証拠収集
セカンドパートナーとの関係を示す証拠(密会の様子など)を収集し、慰謝料請求や離婚協議などの際に有利となるようサポートします。
- 弁護士やカウンセラーの紹介
必要に応じて、セカンドパートナー問題による精神的な苦痛や悩みを抱える方のために、カウンセラーなどをご案内することもあります。
また、セカンドパートナー問題に詳しい弁護士を紹介し、法的なアドバイスやサポートを提供します。
セカンドパートナー問題は1人で悩まず、専門家の力を借りることが解決への近道です。もし、セカンドパートナーについてお悩みや不安がある場合は、お気軽に総合探偵事務所アルシュへご相談ください。
まとめ
セカンドパートナーとは、既婚者が配偶者以外と精神的な繋がりを重視し親密な関係を持つ相手のことです。
肉体関係を伴わない点が不倫と異なりますが、友達以上恋人未満では留まらないケースも多いです。そのため、場合によっては夫婦関係の悪化や法的責任が生じる可能性も十分にあります。
セカンドパートナーを求める背景には、配偶者への不満や精神的な孤立感などが考えられますが、『配偶者にセカンドパートナーがいるのではないか?』『配偶者とセカンドパートナーとの関係が深くなっているのではないか?』など、セカンドパートナー問題は一人で悩まず、探偵事務所をはじめとする専門家に相談することが解決への近道です。
事実確認の調査や証拠収集、弁護士やカウンセラーの紹介など、状況に応じたサポートを受けることができます。もしお悩みや不安があれば、専門家の力を借りてみてください。
