サレラリってなに?サレラリの症状とサレラリ期の注意点
サレラリという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
サレ妻、サレ夫、シタ妻、シタ夫など、これらの言葉はネット界隈やメディアなど様々な場面で見聞きすることも多いかと思います。サレラリというワードはそこまで頻出するものではありませんがSNSを中心に使われるようになってきています。
本記事では、サレラリという言葉の意味や具体的な症状、サレラリ期の注意点について解説していきます。
サレラリとは?

サレ妻やサレ夫、これは浮気をされた妻や夫の事を指します。
となると、その考え方でいけばサレラリとは浮気されたラリですね。
ここでのラリとは、ラリってしまった人。すなわち、浮気されてラリってしまった人の事を指します。
ラリるというと、薬物中毒などで呂律が回らなくなるような人や思考回路が壊れてしまっているような人を想像するかもしれませんが、さすがに浮気をされてドラッグに手を出してラリってしまう人というわけではなく、それほどに心に大きなダメージを受け『精神的に正常でなくなってしまった状態』や『正常な判断が出来なくなっている状態』の事を言います。
サレラリになった時の症状

サレラリの方は正常な判断ができず、精神的にも不安定です。
感情をコントロールすることができず、いつもの自分なら下さないような判断をしたり言動を取ってしまったり、他人から見れば異常な行為と感じられるようなこともしてしまいます。
そのため、ご本人もサレラリの状態から解放された時に自分の過去の思考や言動が理解できない事もあります。
『自分は精神的にも強いから大丈夫』と思っていても、信頼していた人からの裏切りでサレラリの状態になってしまう可能性はあります。
サレラリさんに現れる具体的な言動の一例をご紹介します。
浮気されてしまった後、次に挙げる項目に多く該当する場合はサレラリ状態である可能性があるという事を知っておいてください。
- パートナーの言動に過敏になる
- 心と体が不健康になる
- パートナーに対する過度な好意や執着
- 浮気の原因は全て自分にあると思い込む
- パートナーに嫌われないように顔色を窺う
- 浮気相手と自分を比べてしまう
それぞれ解説します。
パートナーの言動に過敏になる
『スマホを見ている』『ちょっとトイレが長い』『オシャレをしている』など、何の変哲もない日常の一コマなのに、その様子を見るだけで浮気を疑って不安になってしまいます。
優しくされる事さえも裏に何かあるのではないか?と疑ってしまってしまうこともあるでしょう。
心と体が不健康になる
パートナーの浮気を知ったその時から心や体に大きなダメージを受け感情をコントロールできなくなってしまう人は多いです。
一時ならばサレラリと言うほどではないですが、長く継続する場合や症状が酷い場合はサレラリの状態と言えるでしょう。
- ご飯が食べられなくなるor過食になる
- ふと浮気の事が頭をよぎり動悸がする
- 眠れなくなる
- 何をしていても集中できない
- 涙が止まらない
- どんなに楽しい事をしても気持ちが沈む など
いわゆる精神疾患と言われるような症状が出てしまうのもサレラリ状態と言えます。
過度な好意や執着
浮気をされてパートナーの大切さに気付くこともありますが、浮気される前よりされた後の方が好きでたまらない。時間さえあれば『好き』と伝えるようになることもあります。
また、『パートナーがいないと生きていけない』と思い込んでしまうのはサレラリの症状かもしれません。
他人に取られそうになったからこそ沸き起こった感情であって、後に我に返り、なぜあの時浮気したパートナーの事をそんなに好きだと思っていたのか?と自分を見失っていたことに気付く人も多いです。
浮気の原因は全て自分にあると思い込む
『冷たくしたからパートナーの心が離れてしまった』『家事が上手くできなかったから浮気をされてしまった』など、浮気の原因を全て自分のせいにしてしまうのもサレラリの状態です。
自己肯定感が低くなり、あれもダメこれもダメと自分を責め、価値のない自分を改善するためにひたすら頑張ってしまう事もあるでしょう。
パートナーに嫌われないように顔色を窺う
パートナーを失う事が怖いので、嫌われないように常に顔色を窺いながら生活するようになります。
「こうして」と言われれば仰せの通りにし、嫌な事も断ることができず、してほしい事も伝えらずにサレラリさんは必死に尽くして我慢することが多くなっていることでしょう。
浮気相手と自分を比べてしまう
『浮気相手より年を取っている』『浮気相手より料理ができない』など、何でもかんでも浮気相手と比べてしまう事があります。
パートナーと過ごしていても、ベッドの中でも浮気相手ともこうやって過ごしていたのか?もっと楽しくしていたのだろうか?と比較しては落ち込んだりすることもあるでしょう。
また逆に、『自分の方が優れている』『浮気相手に負けたくない』と浮気相手に対して敵対心を覚える人もいます。
サレラリの症状が出やすい人
パートナーの浮気はショッキングな出来事です。浮気をされた人全てにサレラリ状態に陥ってしまう可能性はありますが、次のような方はサレラリになりやすいでしょう。
自分に自信が無い人
自分に自信がない人はパートナーを失ってしまったらもう他に自分を必要としてくれる人や自分の行き場が無くなると思い込んでしまいます。
1人になる不安や寂しさなどからパートナーに依存してしまいサレラリになりやすいです。
一生懸命な人
仕事・家事・育児など普段から一生懸命頑張っている人ほど浮気された時のショックが大きくサレラリになりやすいです。
完璧を求めやすい人
『こうでなければいけない』『こうありたい』という願望が元々強く、自分の描いているビジョンが浮気という突然のハプニングで崩れ即応ができずパニックになってしまう事があります。軌道修正することに必死になって自分を見失ってしまうかもしれません。
サレラリ期の注意点

サレラリの期間は人それぞれです。数カ月で終わる事もあれば年単位で続いてしまう事もあります。
自分を見失っているサレラリ期は客観的に物事を判断できなくなっているので次の事に注意しましょう。
自分を大切にする
サレラリの時期は一般的に終わりがきます。
それまでに自分自身が壊れてしまわないように、どうかできるだけ自分の事を大切にしてください。
浮気はした人が悪い。された方に原因があるのではありません。自分を責めない・肯定する・ポジティブになるようにしましょう。
重大な決断はサレラリが落ち着いてから
判断力の低下している時期の決断は後悔に繋がる危険があります。
サレラリの精神状態でなくてもパートナーの浮気問題は簡単に解決できるものではありません。特に離婚するしない等重大な決断はサレラリ期には禁物です。
まずするべきことは次のことです。
- 浮気の証拠はしっかり収集しておく
サレラリ期にはパートナーの事を大切に思いすぎて浮気を簡単に許してしまうかもしれませんが、自分軸を取り戻し冷静に現実と向き合う事ができるようになったとき『やっぱり浮気は最低だ許せない』と気持ちに変化が現れる事があります。
浮気の証拠があることで有利な話し合いができますので浮気の証拠はしっかりと大切に保管しておいてください。
関連記事:浮気の証拠になるのはどんな写真?証拠写真に欠かせないポイントと間違った使い方
- 信頼できる友人や専門家に相談する
辛い時は信頼できる友やカウンセラーなどの専門家に相談することも大切です。
まとめ
サレラリとは、浮気をされて正常な判断が出来なくなってしまっている状態、自分らしい行動が出来なくなっている時です。
- パートナーの言動に過敏になる
- 心と体が不健康になる
- パートナーに対する過度な好意や執着
- 浮気の原因は全て自分にあると思い込む
- パートナーに嫌われないように顔色を窺う
- 浮気相手と自分を比べてしまう など
こういった症状がある方は今サレラリの期間に陥っている可能性があります。
パートナーに執着してしまって、自分の気持ちを押し殺して浮気を許しパートナーの心を取り戻すことに必死になっている人もいるのではないでしょうか。
しかし、それはサレラリ期に見られる一時的なものかもしれません。
一般的にはサレラリはずっと続くものではなくゴールがあります。焦ることなく自分がサレラリの状態だという事を認識し、落ち着いた時期に広い視野を持って浮気問題に向き合いましょう。
その時自分にとって最善の道を進めるように浮気の証拠をしっかりと収集しておいてください。
