「浮気したのは一回だけ」は本当?探偵が語るその真実と見破り方。許す許さないはあなた次第!
「ごめんなさい。魔が差しただけなんだ。本当に、浮気したのは一回だけだから…」
パートナーの裏切りが発覚したとき、涙ながらにこう訴えられた経験がある方もいるでしょう。
その言葉を信じて関係を再構築したいと願う一方で、心のどこかで「本当に一度だけなのだろうか?」という消えない疑念が渦巻いている。そんな苦しい状況に置かれている方は、決して少なくありません。
我々は、日々さまざまな男女問題の調査に携わっている探偵事務所です。これまで数多くのご依頼者様の涙と悩みに向き合う中で、「一度だけ」という言葉の裏に隠された真実を目の当たりにしてきました。
この記事では、長年の調査経験を持つ探偵の視点から、以下の点について詳しく解説していきます。
- パートナーの言う「浮気は一度だけ」は、果たして本当なのか?
- 「一度だけ」が嘘である可能性を見抜くためのチェックポイント
- もし「浮気を許す」と決めたなら、絶対にすべきこと
- 「浮気を許さない」という選択をするために必要な準備
この記事を最後まで読めば、「一度だけ」という言葉に惑わされることなく、あなたが今後どうすべきかの道筋が明確になるはずです。最終的に許すか許さないかを決めるのは、他の誰でもない、あなた自身です。そのための判断材料として、ぜひ参考にしてください。
探偵が見た現実。「浮気は一度だけ」が嘘である確率と一度きりの浮気の特徴

まず、核心からお伝えしなければなりません。
我々探偵事務所が話に聞く浮気話や手掛けた浮気調査において、パートナーが「浮気は一度だけ」と主張していたケースのうち、実際に一度きりで終わっていたケースは全体の2割にも満たないのが現実です。つまり、8割以上は嘘であり、水面下で浮気が継続されていたり、過去にも繰り返されていたりするのです。
これは、決してあなたを不安にさせるために大げさに言っているのではありません。数多くの現場を見てきたからこそ断言できる、統計に基づいた事実です。
もちろん、全てのケースが嘘というわけではありません。我々が見聞きしてきた中で、本当に一度きりの過ちだったケースには、以下のような共通点がありました。
- 自ら正直に、詳細を全て打ち明ける(問い詰められる前に)
- 浮気相手の連絡先を目の前で消去し、関係を断ったことを証明する
- 言い訳をせず、ひたすらに謝罪し、償いのための行動を具体的に示す
このような誠実な対応が見られる場合は、関係再構築の可能性も考えられるでしょう。
なぜ「一度だけ」と嘘をつくのか?その3つの心理

では、なぜ多くの人は「一度だけ」という、バレる可能性のある嘘をついてしまうのでしょうか。そこには、主に3つの心理が働いています。
その場しのぎの自己保身
最も多いのがこのケースです。とにかくこの場を収めたい、相手からの激しい追及を逃れたいという一心で、反射的に嘘をついてしまいます。
問題を矮小化し、「一度の過ち」として処理することで、自分が負うべき責任やダメージを最小限に食い止めようとする自己保身の表れです。
あなたとの関係を終わらせたくないという願望
浮気はしてしまったものの、あなたとの関係を本気で終わらせたいとまでは考えていないケースも多くあります。
あなたを失うことへの恐怖心から、「一度だけなら許してもらえるかもしれない」という淡い期待を抱き、嘘をついてしまうのです。
本心から反省しているように見えても、それは「浮気をしたこと」への反省ではなく、「関係が壊れそうな状況」への恐怖心である可能性も否めません。
罪悪感の軽減
「一度だけ」と口に出して言うことで、「自分は常習的な浮気者ではない」「ほんの少し道を踏み外しただけだ」と自分自身に言い聞かせ、罪悪感を軽減しようとする心理も働きます。
嘘もつき続ければ真実味を帯びてくるように、自分自身をも騙そうとしている状態と言えるでしょう。
もちろん、本当に突発的な出来事で、深く後悔している「一度だけ」のケースも存在します。しかし、その多くが嘘であるという現実から目を背けてはいけません。
「浮気は一度だけ」の嘘を見抜く!探偵が教えるチェックリスト

パートナーの言葉が真実かどうか、冷静に見極めるためのチェックポイントをいくつかご紹介します。もし複数当てはまるようなら、その「一度だけ」は嘘である可能性が高いと言えるでしょう。
スマートフォンの扱い方
- 常に肌身離さず持ち歩き、お風呂やトイレにまで持っていく。
- 画面を下に伏せて置く。
- 急にロックをかける、またはパスワードを複雑なものに変更した。
- あなたが近づくと、慌てて画面を隠したり操作をやめたりする。
- LINEや着信の通知をオフにしている。
お金の使い方
- 使途不明金が増えた。
- クレジットカードの明細に、見覚えのないホテルや飲食店の利用履歴がある。
- 洋服や身だしなみにお金をかけるようになった。
言動の矛盾
- 浮気が発覚した経緯や状況説明が曖昧で、質問するたびに内容が微妙に変わる。
- 「誰と」「どこで」「何時に」といった具体的な質問をはぐらかす。
- 逆ギレして「まだ疑うのか!」「信じてくれないならもういい!」と話し合いを拒否する。
本当に一度きりの浮気の場合、継続性がないためこれらの言動が生じるケースはほとんどありません。
これらの行動は、何かを隠し続けている典型的なサインです。
ケーススタディ:A子さん(30代)の場合
当初、夫の「一度だけ」という言葉を信じようとしていたA子さん。しかし、「不自然な出費の増加」や「聞いていた話に矛盾があった」ということで、継続性を疑いご相談に来られました。調査の結果、夫は同じ相手と週に一度のペースでしっかりと密会を続けていたことが判明。「一度だけ」という言葉を信じて許していたら、A子さんが傷つき続ける時間はさらに長くなっていたかもしれません。
【要注意】自分で証拠を探すことのリスク
これらのチェックリストを見て、「自分でスマホを見てみよう」「問い詰めてみよう」と思われるかもしれません。しかし、それは非常に危険な行為です。
次のようなリスクが伴いますので注意してください。
違法行為になるリスク
パスワードを無断で解除してスマホの中身を見る行為は、プライバシーの侵害や不正アクセス禁止法に問われる可能性があります。
証拠隠滅のリスク
あなたが探っていることに気づいたパートナーは、より巧妙に証拠を隠すようになります。そうなると、プロの探偵でも証拠を見つけるのが困難になる場合があります。
関係悪化のリスク
確たる証拠がないまま問い詰めても、「妄想だ」「束縛が激しい」と逆ギレされ、あなたが悪者にされてしまうケースも少なくありません。
危険を冒して不完全な証拠を掴むよりも、まずは冷静に状況を観察することが重要です。
そして、どうしても真実が知りたいのであれば、法的に有効な証拠を安全かつ確実に収集できる、我々のようなプロの探偵にご相談いただくのが最善の道です。
→探偵が行う浮気調査の流れや料金については『探偵の浮気調査!相談受付から調査完了までの流れを解説』の記事を参考に
「一度だけ」の浮気を許す、許さないという選択肢
「一度だけ」がたとえ嘘であったとしても、それでも関係を再構築したいと考える方もいらっしゃるでしょう。「浮気を許す」という決断は、非常に勇気がいることであり、その選択を誰も責めることはできません。
しかし、感情的に「今回は許す」と口にするだけでは、必ず同じ過ちが繰り返されます。もし本気で「浮気を許す」と決断するのであれば、以下の点を必ず実行してください。
関連記事:浮気を許すor許さないはどう判断する?許せない時はどう対処すべきか
関係再構築のために、許す前に決めておくべき3つのルール
二度と裏切らないという誓約書を交わす
口約束だけでは意味がありません。「今後、一切の異性関係において裏切り行為をしないこと」「もし再度裏切った場合は、いかなる条件(慰謝料、親権など)も受け入れること」などを明記した誓約書を作成し、署名・捺印させましょう。
これは法的な効力を持つだけでなく、「もう後がない」という心理的なプレッシャーを与える上で非常に重要です。
関連記事:浮気の再発を防ぐための有効な手段。浮気調査後の誓約書作成ガイド
浮気の原因について徹底的に話し合う
なぜ浮気に至ったのか、その根本的な原因を二人で深く掘り下げて話し合う必要があります。「寂しかった」「家庭に居場所がなかった」「セックスレスだった」など、耳の痛い話が出てくるかもしれません。
しかし、この原因から目を背けていては、再構築は不可能です。お互いの不満や改善点を正直に伝え合い、関係を修復するための具体的な目標を設定しましょう。
具体的な再発防止策を設ける
精神論だけでは不十分です。例えば、「残業や飲み会の際は、必ず事前に連絡し、終電までに帰宅する」「GPSアプリをお互いのスマホに入れる」「給与はすべてあなたが管理する」「不定期な探偵の浮気調査の受け入れ」など、行動を制限する具体的なルールも時には必要です。
これは罰ではなく、失われた信頼を取り戻すためのプロセスです。パートナーが本気で反省しているなら、これらのルールを受け入れるはずです。
「浮気を許す」とは、過去を水に流すことではありません。裏切られたという事実の痛みと向き合いながら、それでも未来を共に歩むという、いばらの道を進む覚悟を決めることです。その覚悟がないのであれば、安易に「許す」という選択をすべきではありません。
「一度だけ」でも許さない、という選択。後悔しないために、今すぐ始めるべき準備
一方で、「たとえ一度きりでも、裏切りは許せない」と感じるのは、ごく自然な感情です。浮気をされた側の心には、決して消えることのない深い傷が刻まれます。自分の心を守るために「許さない」という決断をすることもまた、あなたの権利です。
「許さない」と決めた場合、その先には離婚や慰謝料請求といった法的な手続きが待っています。感情的に相手を責め立てるのではなく、自分の未来のために、冷静に準備を進めることが何よりも重要です。
何よりもまず「証拠」を確保
離婚や慰謝料請求を有利に進めるためには、「浮気の事実を客観的に証明できる証拠」が不可欠です。感情的な訴えだけでは、法廷では通用しません。 具体的には、以下のようなものが有効な証拠となります。
- ラブホテルに出入りする写真や動画
- 肉体関係があったことがわかるメールやLINEのやり取り
- 浮気を認める音声データや念書
前述の通り、これらの証拠を個人で集めるのは困難とリスクを伴います。裁判で通用するレベルの証拠を確保するためには、調査のプロである探偵に依頼することが最も確実な方法です。
関連記事:証拠入手のプロが徹底解説!浮気の証拠になるもの・ならないもの一覧|弁護士も認める慰謝料請求を有利に進める証拠(アルシュ探偵事務所品川)
弁護士に相談する
離婚問題に強い弁護士に早めに相談し、法的なアドバイスを受けましょう。慰謝料はいくら請求できるのか、財産分与はどうなるのか、親権を獲得するためには何が必要かなど、専門的な知識をもとに、あなたにとって最善の道筋を示してくれます。
経済的な準備を進め
離婚後の生活を見据え、経済的な自立の準備を始めましょう。自分の資産や収入を把握し、当面の生活費を計算しておくことが大切です。
必要であれば、仕事を探したり、公的な支援制度を調べたりすることも重要です。
「許さない」という決断は、新たな人生を踏み出すための第一歩です。その一歩を力強く踏み出すためにも、感情に流されず、周到な準備を進めていきましょう。
まとめ
パートナーの「浮気は一度だけ」という言葉。それを信じたい気持ちは痛いほどわかります。しかし、その言葉の裏に隠された真実から目を背けたままでは、あなたの苦しみや疑念が消えることはありません。
我々探偵の仕事は、ただ浮気の証拠を押さえることだけではありません。ご依頼者様が不確かな情報に惑わされることなく、事実に基づいてご自身の未来を決定するための「真実」という名の材料を提供することです。
「一度だけ」が本当なのか、嘘なのか。 その真実を知ることで、あなたは初めて、「許して再構築する」のか、「許さずに新たな道へ進む」のか、心から納得のいく選択ができるようになります。
もしあなたが今、パートナーの言葉を信じられず、一人で悩み苦しんでいるのなら、どうか私たちにその胸の内をお話しください。我々は、あなたの心の内に寄り添い、真実を明らかにするためのお手伝いができます。
