詐欺被害に遭う前に回避!詐欺師の特徴や手口、騙されないための対策
詐欺被害に対しては警察や弁護士などに相談すると解決に進むこともありますが、探偵事務所アルシュでも最近詐欺被害者からの相談が増えています。
どんな内容であっても、騙されるのはとても気分が悪いものです。
詐欺師の特徴や手口、そして詐欺師に騙されないための対策について解説します。
被害に遭った後の素早い対処も重要ですが、何よりも詐欺に遭わない事が一番です。詐欺師の特徴を知り、被害被害を回避しましょう。
詐欺師の特徴

詐欺師に騙されないためには、まず詐欺師の特徴について知っておきましょう。
次のような特徴のある人物には注意して接してください。
- 口がうまい
- 頭の回転が早い
- 特別感を出してくる
- 家族や友人に関して明らかにしない
- 権威があることを装う
- 著名人との関係をアピールする
- 弱さを見せる
- 写真や動画撮影を嫌がる
それぞれ解説します。
口がうまい
詐欺師は言葉巧みな話術で相手を信用させ、騙すことに長けています。
彼らは、相手の言葉から不安や欲求を感じ取りその不安を取り除きながら欲求を満たすよう、魅力的な話で相手を惹きつけます。
頭の回転が早い
詐欺師は頭の回転が早い人が多いです。
瞬時に相手が納得する言葉を出したり、状況を把握してさまざまな事を計算しつくします。
咄嗟の判断もできるので間が空いて相手に怪しまれるような隙を作らないようにしています。
特別感を出してくる
多くの詐欺師は、社交的で人当たりが良く、誰とでもすぐに打ち解けることができます。
ターゲットを一人に絞り込まず、あちこちで被害者を生み出しているような人も珍しくありません。
しかし、『あなただけ』『今だけ』『他の人には内緒』などの特別感を出して引き込みます。特別扱いしてもらえると嬉しく感じたり信じたくなる気持ちもあるかもしれませんが注意してください。
家族や友人について明らかにしない
詐欺師から出る話は嘘や作り話が多い事もあり、家族や友人から嘘がバレる危険もあるので会わせたり紹介しようとしません。友人として会わせる相手は詐欺仲間である可能性もあります。
さらに、自分の背景は明らかにしないわりに相手に関しては興味があるかのように色々聞いてくる事もあるでしょう。
権威があることを装う
詐欺師は相手から尊敬されようとするので権威があることを装う事が多々あります。弁護士、医師、警察官、パイロットなど、権威のある職業であると偽ったり、事業で成功したとか高収入であるとか、高級車に乗っているとか経済的に余裕があることを告げてくることもあります。
著名人との関係をアピールする
相手からの信用を得るために知り合いが政治家や芸能人など著名人と関係があるという事をアピールする詐欺師もいます。
過去にたまたま一緒に撮影した写真を利用して見せびらかすこともあるでしょう。
弱さを見せる
『辛い』『生きていても意味がない』『助けてほしい』など、自分の弱さを見せて人の良心をうまく利用しながら騙す詐欺師もいます。
権威を見せてみたり、弱さを見せてみたり、どんな言葉が相手に響くのか、詐欺師は相手の反応をよく見ています。
写真や動画撮影を嫌がる
詐欺師は自分が写真や動画に撮影されるのを嫌がる事があります。後に逮捕に繋がる可能性のある情報は出来る限り残したくないためです。
SNSのプロフィール写真なども自分の写真を使わないようにしているケースも多いです。
平気で嘘をつく、約束を破る
人を騙す人は嘘をつくことに抵抗が全くありません。詐欺師はとにかく嘘つきの人が多いです。その嘘も息をするかのように顔色一つ変えず自然と口から出ます。
たとえ小さな事だとしても、すぐに嘘をつく人や約束を破るような人とは詐欺師でなくても深い関係を持たないようにした方が良いでしょう。
証拠の残らない連絡方法
詐欺師は詐欺の証拠が残ることを嫌がります。先述の写真もそうですが、相手とのやり取りに関してもできるだけ残さないようにします。
電話番号は足が付きやすいので教えなかったり、LINEを使っていても詐欺に関する内容はメッセージで送らずに通話をメインで利用したり、メッセージを読んだら消えるDiscordなどの連絡アプリを使う事もあります。
よくある詐欺師の手口

オレオレ詐欺や投資詐欺、結婚詐欺など詐欺の種類は多岐に渡ります。
詐欺被害者のほとんどが、『まさか自分が詐欺に遭うなんて…』『あの人が騙すなんて…』と驚き大きなショックを受けます。
詐欺の被害者は老若男女関係なく、どの年代でも性別でもターゲットになる可能性があります。
詐欺の手口や特徴を覚えておき、大きな被害を受ける前に気付けるようにしましょう。
信用を得る
詐欺師の多くはまず相手の信用を得るところから始まります。
- 親切な態度や共通の話題で相手に近づき、信頼関係を築く
- 相手の身近な存在である家族を装う
- 信用のある職業(警察や行員など)を装う
- 金銭的な豊かさをアピール など
騙すための下準備として信頼させて相手を油断させます。
甘い言葉で誘惑する
詐欺の被害者は何かしらのメリットがあると信じてその被害に遭ってしまうケースが多いです。
詐欺師は様々な甘い言葉で誘惑してきます。
- 「必ず儲かる」「元本保証」などの言葉で、高額な投資や取引を誘う
- 「振り込みがある」「お金が戻ってくる」など還付金のため
- 「トラブルが示談で済む」など解決のため
- 「あなただけ」「特別」「今だけ」などの特別感で魅了 など
甘い話には裏がある事があるので気を付けましょう。
緊急性を煽る
緊急性を煽ることで相手を焦らせ冷静さを失わせ判断力を奪います。
- 今すぐにお金を振り込まないと大変なことになる(振り込め詐欺など)
- 口座が悪用されているのですぐに止める必要がある (オレオレ詐欺など)
- すぐに手続きしないと受け取れなくなる(還付金詐欺など)
- 式場の予約が取れなくなる(結婚詐欺など)
考える時間や他の人に相談する時間をなるべく取らせないようにして騙すことがあります。
詐欺師に騙されないためにできる4つの対策
巧妙な話術で騙してくる詐欺師は常にターゲットになる相手を探しています。
詐欺師の方から近づいてくることもあれば、SNSなどネット上にうまい話を掲載し、良いカモが引っかかってくるのを待っている事もあります。
詐欺師に騙されないための4つの対策を紹介いたします。
- うまい話が出たら警戒
- 個人情報を簡単に明かさない
- はっきりと断るようにする
- 相談する習慣をつける
それぞれ解説します。
うまい話が出たら警戒
都合の良い話にはつい乗りたくなる気持ちもわかります。
『楽して稼げる』『簡単に解決できる』『すぐに幸せになれる』『大金が手に入る』etc…、魅力的な話が出てきた時こそ『詐欺では?』『騙されるかも』と警戒することが大切です。
個人情報を簡単に明かさない
詐欺師も誰をターゲットにしたら良いか見定めています。財産を持っている人、高齢者などの弱者、親近感を与えるために趣味嗜好の情報がわかる人など、騙しがいのある人や騙しやすい人と判断されないように、ネット上や出会って間もない相手などには個人情報を明かさないようにしましょう。
はっきりと断る
断る事に対して苦手意識がある方は詐欺被害に遭いやすいと言われています。
『どうしても』とお願いされたら断れないような優しい人もいると思いますが、詐欺師からすれば『押せば丸め込める』という絶好のターゲットになってしまうかもしれません。
詐欺被害に遭わないためには、少しでも納得のいかない点がある場合は普段からハッキリと断るようにしましょう。
相談する習慣をつける
詐欺被害に遭う時判断力が鈍ってしまっている方は多いです。詐欺師の方もそれを狙って急かしたりするので思うツボというわけですが、決断を迫られている時こそ客観的な判断を仰ぐために身近な人などに相談する習慣をつけてください。
まとめ
詐欺は立証も難しく、そのまま泣き寝入りになってしまうケースも多いです。騙された方はとても不快な気持ちになることは間違いありません。
- 口がうまい
- 頭の回転が早い
- 特別感を出してくる
- 家族や友人に関して明らかにしない
- 権威があることを装う
- 著名人との関係をアピールする
- 弱さを見せる
- 写真や動画撮影を嫌がる
このような詐欺師の特徴に当てはまる相手には注意してください。
手口としては①信用させる②甘い誘惑③緊急性を煽るという流れが多いので状況が当てはまった場合には警戒するようにしましょう。
また、常日頃から
- うまい話が出たら警戒
- 個人情報を簡単に明かさない
- はっきりと断るようにする
- 相談する習慣をつける
という対策で詐欺被害に遭わないようにしてください。
万が一被害に遭ってしまった場合はコチラの記事(後日掲載予定)にある相談先を参考にしてみてください。
総合探偵事務所アルシュでも元刑事の探偵が詐欺に関する調査を行っていますのでご相談ください。
