別居中の浮気調査は可能?
さまざまな事情から、夫婦でありながら別居をしている場合があります。
離婚協議中であったり、単身赴任中であったりと、別居の事情は夫婦によって異なります。
しかし、離れて住んでいるのをいいことに、配偶者が浮気をしている疑惑が浮上したら、あなたならどうしますか?
別居中という少し特殊な状況で、探偵に浮気調査を依頼するということは果たして可能なのでしょうか。
別居中の浮気調査について、詳しく解説いたします。
別居中の相手の浮気調査は可能?
同居している夫婦ならまだしも、離れて暮らしていると相手の暮らしぶりや思惑がわかりにくくなるものです。
別居してから、服装の趣味が変わった…… メッセージの返信が遅くなった…… そんな変化があったら、浮気や不倫を疑ってしまうでしょう。
しかし、別居中の相手の浮気調査は、そもそも探偵に依頼できるものなのでしょうか?
探偵に調査を依頼することはできる!
結論から言うと、別居中であっても探偵による浮気調査は可能です。
浮気調査は、探偵業法という法律にならって、公安から認可を受けている探偵が行う分には、法律に抵触しません。
探偵事務所の浮気調査は違法なのか、詳しく解説している記事をご参照ください。
同居をしている夫婦よりも、別居をしている状況の方が浮気調査をしやすいケースもあります。
むしろ調査がしやすい側面も
同居をしている夫婦の場合は、浮気を周到に隠そうとする場合がほとんどです。
実際に調査を開始しても、なかなか証拠の糸口が掴めず調査が長引くこともあります。相手が不倫や浮気に慣れていればなおさらです。
一方別居をしている状況では、浮気を隠さずオープンに振る舞う傾向があります。
これまで浮気や不倫をしたことがなく、単身赴任で一人暮らしを始めてから浮気相手ができた……というパターンでは、なおさら隙が多くなるでしょう。独身気分で、頻繁に自宅へ浮気相手を招くといったハメの外し方をする可能性もあります。
そのような状況は、調査をしている探偵にとっては証拠を掴む絶好のチャンスです。
別居中の浮気調査の注意点
ただし、先ほど述べたのはあくまでパターンの一つであり、別居中の浮気調査が全て簡単であるということは決してありません。
別居中に浮気調査を依頼する際の注意点をご紹介いたします。
1.調査が長期化する可能性がある
同じ家に住んでいれば、配偶者の毎日のスケジュールはなんとなく把握しているものです。調査を行う際にも、同居している依頼人から日々の行動パターンを聞くことは大きな手がかりとなります。
しかし、別居中は毎日のスケジュールの把握が難しくなり、丸一日張り込みと尾行をして行動パターンを調べるところから始めなくてはならず、調査が長期化する可能性があります。
探偵事務所の料金体系によっては、調査が長引くほど費用がかかる場合もあります。
2.証拠が法的に無効になってしまう可能性がある
別居をしていても、夫婦としての関係が成立している場合(仕事や、住居の都合による別居)においてどちらかが浮気をしていたら、民法で定められる「不貞行為」と見なされ慰謝料の請求ができます。この場合は探偵が法的に有効な証拠を掴むことが鍵となります。
しかし、離婚調停中といった、離婚を前提に別居をしている場合は、裁判官に「すでに夫婦関係が破綻している」と見なされ、有効な証拠があっても慰謝料の請求ができない場合があります。
「別居をしている事情」が重要!
別居中の浮気調査自体は可能ですが、調査によって掴んだ証拠が裁判で有効な証拠と認められるかどうかは「別居している事情」が大きく関わってくるのです。
配偶者の酷い浮気癖に耐えきれず、離婚を前提に別居をして親権争いをしているといった状況の夫婦であれば、相手の浮気を認めさせ慰謝料を取りたいと思うのは当然でしょう。
しかし、この落とし穴によって、探偵が掴んだ明確な証拠をもってしても慰謝料の請求が認められず泣き寝入りとなってしまう可能性もあるのは恐ろしいことです。
この状況を回避できる、抜け道的な方法をご紹介しましょう。
夫婦関係の破綻には明確な定義はない
実は、「夫婦関係が破綻している」と見なされる状況には、明確な定義は無いのです。
そのため、浮気調査を行いつつも、戦略的に家族で会う機会を増やしたり、子供と一緒に楽しく過ごしている様子を写真や動画に収めることによって、「浮気を知るまでは夫婦仲は破綻していなかった」ということを証明するという方法があります。
このように、離婚の際に慰謝料を請求できるかどうかの争点は、「浮気が原因で離婚をすることになった」という証拠があることが重要です。
一般的な同居家庭とは異なり、別居中の浮気調査で得た証拠の効果を最大限引き出すには、このような配慮が必要となります。
別居中の相手の浮気調査は個人でもできる?
探偵に依頼する前に、自身である程度証拠を集めておきたいと思う場合もあるでしょう。
依頼をした時点で、どれだけ情報が揃っているかということは、調査にかかる期間やコストにも直接影響します。
別居中の配偶者の浮気調査を個人的に行う場合に、考えられる方法をご紹介します。
スマホを使って調べる
iPhoneなどのスマホを夫婦で使っていれば、GPSの機能を使って居場所を調べることができます。
ただし、所有者に無断でアプリをインストールする行為は、基本的に犯罪となってしまうためおすすめしません。iPhoneでも浮気調査は可能です。
家族で久しぶりに会ってテーマパークなどに出かけた際に、「お互いの居場所がわかるアプリを入れよう」と誘って、設定を解除せずにそのままにするといった手段なら可能です。
しかし、シチュエーションが限定されすぎてしまうのと、相手に怪しまれてしまう可能性は高いでしょう。相手がスマホの機能に疎ければうまくいくかもしれません。
別居先を監視する
仕事や住居の都合でやむをえず別居している夫婦であれば、別居先に訪れても何も問題はありません。連絡無しに訪れるのは相手にとって迷惑かもしれませんが、法律などに抵触する行為では全くないのです。
この特権をうまく利用して、別居先を可能な範囲で監視するという方法もあります。
突然抜き打ちで別居先を訪れて、配偶者が慌てた素振りを見せるか、洗面所などに浮気相手の痕跡が残っているかを確認しましょう。
何か見つけてもその場では追求せず気づかないふりをして、その証拠を手がかりに探偵に依頼するという流れがベストです。ピンポイントで調査ができれば長期化することも避けられるでしょう。
別居中の浮気調査は探偵に依頼
先述の通り、別居中の配偶者の浮気調査を個人で行うのはリスクが高く、せっかくの証拠を掴むチャンスを逃してしまう結果になる可能性も高いです。
別居中の浮気調査こそ、プロの探偵に依頼をしましょう。
「本当は、配偶者の浮気による慰謝料を請求したいけど、もう別居してしまったから無理だろう」と考える必要はありません。
同居・別居は関係なく、浮気の証拠を掴むことは可能です。
別居前・後にかかわらず浮気調査の依頼はお早めに
浮気調査は、早めの依頼が大切です。時間が経つほど、なんらかのきっかけで、配偶者が自分の浮気を疑っていることにターゲットが気づいてしまう場合があります。そこで気持ちを入れ替えて浮気をやめてくれればいいのですが、なかなかそうはいきません。周到に証拠を消し、さらに内密に浮気をするようになってしまいます。そうなると、探偵の調査も難航します。
怪しいな?と思った時点で、探偵事務所へ相談することをおすすめします。
まとめ
別居中の浮気調査について詳しく解説いたしました。
同居中の夫婦の浮気調査とはまた異なる点で配慮が必要だったり、注意すべき点があることを理解していただけたのではないでしょうか。
重要なのは、「別居している=浮気調査をしても意味が無い」というわけではない、ということです。今の時点で把握している情報が少なくても、まずは探偵事務所に相談をしてみましょう。
あなたの状況に合わせて、最適な調査方法をプロの探偵が提案してくれるはずです。
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