離婚せずに夫婦仲を再構築する。そのメリットと成功させる方法
配偶者の浮気や不倫が発覚したら取るべき選択肢は「離婚」か「再構築」です。
夫婦仲を再構築するメリットや成功させる方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
想定できる場面から、具体的に解説していきます。
どうしても再構築が難しく離婚をする場合には、探偵へ浮気調査を依頼して有効な証拠を掴むことで、慰謝料請求も現実的になります。
夫婦仲を再構築すべきか悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
夫婦仲を再構築することは難しい?
配偶者が浮気をしていた場合、怒りや悲しみから「離婚したい」という気持ちが湧いてしまうものです。しかし、本心は離婚したくても、なかなかその選択肢に踏み込めないケースがあります。
話し合いを重ね、相手を許すことで夫婦仲を再構築することは一般的に難しいとされていますが、夫婦によってその難易度は異なるでしょう。
まずは夫婦仲の再構築が必要となるケースについて、詳しく解説していきます。
再構築が必要になる場面とは
再構築が必要になる場面は、「浮気」という明確なきっかけがあるパターンと、少しずつ夫婦仲が悪化していくパターンの2種類が考えられます。
それぞれの場面について、詳しく見ていきましょう。
浮気または不倫が発覚した
配偶者の浮気や不倫が原因で、夫婦仲の再構築が必要になるケースは多いでしょう。
婚前なら、別れて新しいパートナーを探す決断に踏み切りやすいです。しかし、結婚後で子どもがいる場合には、子どものことも考えて簡単に離婚という選択肢を取ることはできません。
信頼していた相手からの裏切りは精神的なショックも大きく、怒りや悲しみが癒えるまで時間がかかるでしょう。
浮気がきっかけで夫婦関係が一度崩壊し、再構築をするとなると、根気強い話し合いや浮気を再発させないルール作りなどを、お互いに協力しながら行う必要があります。
夫婦間の関係が悪化した
価値観や性格の不一致、セックスレスにより、出会った当初のような愛情がなくなっていくケースも多いようです。
一緒にいる時間が長くなれば、相手の悪い面やお互いに譲れない部分が見えてきます。こういったことが原因で喧嘩が増え、関係性が悪くなることがあります。
また、子どもができた後、特に女性は性欲が減退するという話をよく聞きます。男性側も妻や母として配偶者を見てしまい、女性としての魅力を感じなくなってくるでしょう。
徐々にスキンシップの機会が減り、セックスレスに陥ることで関係性が薄れていくケースがあります。
このように夫婦間の関係が徐々に悪化していることに気づき、元の関係性に戻りたいという意見が夫婦間で一致したら、再構築が必要となります。
夫婦関係を再構築することのメリット
夫婦関係を再構築するメリットには以下の3つが挙げられます。
- 経済的な問題、不安がない
- 生活の変化による手間やストレスがない
- 子どもにとって環境の変化が少ない
それぞれについて詳しく見ていきます。
1.経済的な問題・不安が無い
「離婚したい、けどできない……」と悩む理由の多くが、配偶者の収入を失うという経済的な問題です。
夫婦が共働きで、どちらも同じくらいの収入があればこの心配はありませんが、多くの夫婦がどちらかの収入を生活費の頼りとしているでしょう。
離婚をすることで、働いていた配偶者がいなくなると、経済的な問題が発生し、不安がつきまといます。このようなリスクを避けるために、夫婦関係を再構築することを選ぶこともあるでしょう。
特に最近は、コロナ禍によって新しい仕事に就くのが難しい時期です。離婚して生活できる保障がない方は特に、夫婦関係を再構築したほうが良いと言えます。
2.生活の変化による手間やストレスがない
離婚とはつまり、「これまでの生活を捨てる」ということです。
配偶者の稼ぎで不自由なくゆとりのある生活をしていた場合は、更にダメージが大きいでしょう。
離婚するにも公的な手続きが多く、新しい住まいや仕事を探す手間もあります。また、思うように新生活が軌道に乗らないとストレスもたまります。「不倫や浮気をされたから離婚した」という場合は、精神的なショックも大きいでしょう。
再構築をすれば、このようなストレスを感じることなく、これまでの生活を続けることができるというメリットがあります。
衝動的に離婚をしてしまうと、離婚後の生活が想像以上に厳しく、激しい後悔を覚えてしまう可能性もあります。
離婚の判断はできるだけ冷静かつ現実的に考え、再構築の可能性を捨ててしまうことの無いようにしましょう。
3.子どもにとって環境の変化が少ない
子どもがいる場合の離婚は、夫婦間の問題を超えてしまいます。母親についていく場合は名字が変わり、引っ越しが必要な場合は学区の変更による転校もあるでしょう。
両親が離婚をするという状況そのものに、多少なりとも精神的なショックを感じてしまうはずです。もちろん、両親が離婚をしてしまっても元気に乗り越えることができる子どももたくさんいます。しかしそれには、両親や周囲の大人からのケアが必要です。
離婚をするなら、どのように子どもをケアするのかまできちんと決めてから判断をすべきです。
夫婦の関係を再構築をすることで、子どもにとってもメリットがあるということを忘れないようにしましょう。
夫婦仲の再構築を成功させるには
ここまで紹介したメリットを踏まえて、夫婦仲の再構築を決意した方に、再構築を成功させるためのポイントをお伝えいたします。
夫婦仲を再構築するには、まずお互いに「関係を修復したい」「元の関係に戻りたい」という意思があることが大前提です。
どちらかが一方的に再構築を求めているだけでは、成功は難しくなります。
お互いの意思を確認してから、以下の2つのポイントを実行してみましょう。
- 法的に有効な誓約書を作成する
- 夫婦間コミュニケーションを取ることを心がける
一つずつ、詳しく解説いたします。
1.法的に有効な誓約書を作成する
浮気をきっかけに悪化してしまった夫婦仲を再構築するには、まず「浮気・不倫を再発させない」ことが重要です。
そのためには、法的に有効な誓約書を作成しましょう。誓約書があることで再発を未然に防ぐだけではなく、万が一また浮気をしてしまった際に慰謝料を高額請求するための証明となります。
「そこまでするの?」と思うかもしれませんが、実際に配偶者が不倫して、今後も夫婦関係を継続するために誓約書を作成する人は多いようです。
本気で夫婦関係を再構築したいと思っている熱意を伝えることにもつながるでしょう。
2.夫婦間コミュニケーションを取ることを心がける
再構築を成功させるためには、夫婦間のコミュニケーションを取ることを心がけましょう。
性格の不一致や価値観の違いがあっても、それを理解しお互いを認め合うにはコミュニケーションが不可欠です。
また、浮気や不倫がトラウマになり、フラッシュバックを起こしてしまった場合は、その都度相手に伝えましょう。我慢していると「もう許してくれた」「忘れてくれた」と思われてしまいます。同じ過ちを繰り返さないためにも、コミュニケーションは重要なことなのです。
離婚をする決断が必要なケースも
不倫発覚後に再構築という選択肢をとっても、相手に対する怒りや悲しみは消えません。
しかし、再構築をしたいと伝えた際に「浮気が許された」と誤解されることがあります。
そういった考えの持ち主は必ず不倫を繰り返すため、2度目が発覚した場合は離婚の決断が必要です。
浮気や不倫が原因の離婚は、慰謝料を請求できるため、精神的苦痛を受けた分はしっかり請求することが重要です。
慰謝料を請求するには浮気の証拠が重要!
慰謝料の請求には、浮気や不倫の事実がはっきりわかる証拠が必要です。
この証拠が不十分だと、本来得られる金額以下の慰謝料になってしまうことがあるため、決定的な証拠を掴まなくてはいけません。
しかし、浮気や不倫による肉体関係があったことを証明する証拠を掴むのはなかなか難しいものです。
2回目となるとバレないように慎重に行動しているため、法的に有効な証拠の収集はかなり苦労するでしょう。
このような時は浮気調査を得意としている、または専門に行っている探偵事務所に依頼して証拠を集めることをおすすめします。
探偵に浮気調査を依頼する前に知っておきたい「証拠」のことはこちらの記事でより詳しく解説しています。
まとめ
夫婦仲を再構築することのメリットと、成功させるためのアドバイスを解説いたしました。
不倫や浮気があっても、人生は続いていきます。夫婦としての関係を終わらせるのか、それとも二人で問題に向き合って解決し、関係を再構築するのかを決められるのは、当事者である夫婦だけです。
もし離婚をするのなら、きちんと慰謝料を請求できるように、浮気が原因であることを証明できる証拠を掴まなくてはなりません。「配偶者の浮気のことなんか考えたくもない……」と思ってしまうかもしれませんが、泣き寝入りは後になって必ず後悔します。
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