既婚者マッチングアプリをやってみた結果…!不倫になる確率と探偵が警告する恐ろしいリスク

近年、テレビ番組やSNS広告で目にすることが増えた「既婚者マッチングアプリ」。かつての「出会い系」とは一線を画し、クリーンなイメージを打ち出していますが、その実態はどうなのでしょうか。
調査の現場で数多くの「不倫」を目の当たりにしてきた我々探偵が、実際にアプリを利用した人たちのパターンと、その先に待っている現実を紐解きます。
既婚者マッチングアプリをやってみた人たちの4つのパターン

アプリをインストールした当初は、「ただの話し相手が欲しいだけ」「今の生活に少し刺激が欲しい」といった軽い気持ちが大半です。
しかし実態を紐解いていくと大きく分けて以下の4つのパターンに収束していきます。
パターン1:「お茶・ランチ友達」から始まる依存の入口
最もライトな層です。「夫や妻には言えない愚痴を聞いてほしい」という目的で、平日の昼間に会う関係です。しかし、これが曲者です。
日常の不満を共有し合うことで急速に親密になり、気づけば「この人しか自分の理解者はいない」という精神的依存に陥ります。
パターン2:「食事や飲み友達探し」から始まるネクストステージ
平日の仕事帰りに食事や飲みを楽しむ「食事友達」目的です。 「家庭以外の居場所がほしい」「異性と話してリフレッシュしたい」という心理から始まります。
しかし、アルコールが入る夜のデートを繰り返すうちに、警戒心が薄れ、次のステップへと進んでしまうケースが後を絶ちません。
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パターン3:「セカンドパートナー」という名の疑似恋愛
「肉体関係はないから不倫ではない」と主張する人々です。手をつなぐ、ハグをするといった行為までは「友情の延長」と定義し、プラトニックな恋愛を楽しみます。しかし、後述するデータが示す通り、この関係が維持されるケースは極めて稀です。
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パターン4:初回から「大人な関係」を求める確信犯
アプリ利用者の中には、最初から「不倫」を目的としている層が一定数存在します。 株式会社クラウドワークスが既婚者マッチングアプリ利用者対象に行ったアンケートによると、最初から不倫もしくはワンナイトという肉体関係のある相手を探す目的で登録した人は、全体の約42.7%。(参考:既婚者マッチングアプリ利用者のアンケート調査について)
プロフィールにそれとなく「大人な関係」を匂わせるワードを散りばめ、マッチング後すぐにホテルでの密会を提案するようなこともあります。
【衝撃データ】既婚者アプリから不倫関係(肉体関係)になる確率は?

「自分は大丈夫」という過信を打ち砕く、最新の調査データをご紹介します。既婚者マッチングアプリの利用が、いかに高確率で「法的な不倫(不貞行為)」に直結しているかがわかります。
婚外恋愛経験者の約8割に肉体関係あり
既婚者専用マッチングアプリ『Healmate(ヒールメイト)』が実施した「婚外恋愛に関する実態調査」によると、驚くべき結果が出ています。
| 調査項目 | 結果(全体) | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|
| 肉体関係の有無 | 77.8% | 81.8% | 70.2% |
| 主な目的 | 精神的な癒やし・性的充足 | 性的充足・癒やし | 精神的な癒やし |
(参考:Healmate「婚外恋愛に関する実態調査」より)
既婚者マッチングアプリから不倫に限った話ではありませんが、このデータから分かる通り、婚外恋愛は親密な関係になりやすく約8割が肉体関係に至っています。 「ただの友達」でいられる確率は、わずか2割程度に過ぎないのが現実です。
不倫のきっかけの「2人に1人」がアプリ利用
また、離婚問題解決メディア『ツナグ離婚弁護士』(株式会社Clamppy)の2025年の調査では、不倫経験のある既婚男性の49.0%が「マッチングアプリで相手と出会った」と回答しています。今やアプリは、不倫の最大の「入口」となっているのです。(出典:マッチングアプリに関する意識調査)
そして、当事務所への相談でも最近とても多いのが、「妻・夫が既婚者マッチングアプリや出会い系アプリをしている。」といった内容での浮気調査の依頼です。
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なぜ、これほど高い確率で不倫に発展してしまうのか
「既婚者同士」という安心感(共犯意識)
お互いに家庭があるため、深入りせず、家庭を壊さないという「暗黙の了解」があると思い込み、逆にハードルが下がってしまう。
秘密の共有による吊り橋効果
「配偶者に内緒で会っている」という背徳感が、脳内のドーパミンを活性化させ、恋愛感情を増幅させる。
アプリの構造
そもそも異性を探すためのツールであるため、目的が「異性としての交流」に収束しやすい。
「ただ話し相手を見つけようと思っていた」所から、手軽に多くの異性と交流するうちに、目的が「より理想の相手を探す」行為へとシフトされていく事も少なくない。
既婚者アプリをやってみた結果、気がつけば取り返しのつかない関係になっていた、というのがこの界隈のリアルです。
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既婚者マッチングアプリは違法にならないのか?

利用者が最も気になるのが「法律」の壁です。結論から言うと、アプリをスマホに入れていること自体は違法ではありません。 しかし、そこから先には、高額な賠償責任が待ち構えています。
既婚者が出会い系アプリを利用すること
アプリはあくまで「出会いの場」を提供しているツールです。そのため、既婚者であっても出会い系のアプリをインストールしたり会話するだけで即座に法律違反となることはありません。
「不貞行為」があれば即アウト
日本の民法では、配偶者以外の異性と自由な意思で性交渉を行うことを「不貞行為」と呼び、不法行為(民法709条、710条)として定めています。 先ほどのデータにあった「肉体関係ありの8割」に該当した時点で、あなたは法律上の加害者となり、配偶者から慰謝料を請求される正当な理由を与えてしまうのです。
「セカンドパートナー」なら安全?
「肉体関係がなければ慰謝料は発生しない」と考える人が多いですが、これは半分正解で半分間違いです。 肉体関係がなくても、頻繁にデートを重ね、親密なメッセージ(「愛してる」「会いたい」等)をやり取りし、平穏な婚姻生活を破壊したとみなされれば、「婚姻を継続し難い重大な事由」として慰謝料請求や離婚の理由になるケースがあります。
探偵は見ている!既婚者マッチングアプリに潜む4つのリスク
我々探偵事務所には、日々「夫(妻)が既婚者マッチングアプリを使っているようだ」という相談が寄せられます。アプリ利用者が陥りやすい「地獄のリスク」をご紹介します。
バレのきっかけはアプリだけではない
利用者は「通知をオフにしている」「アプリを隠しフォルダに入れている」と万全の対策をしたつもりでいます。しかし、以下のポイントから発覚することが多いのです。
- 行動パターンの変化: 急に残業や休日出勤が増える、スマホを常に手放さなくなる。
- 外見の変化: 服装の好みが変わる、突然ジムに通い出す、香水をつけ始める。
- カードの明細:会費の引き落とし、デートで行ったレストランの支払い。
- GPSと写真の記録: 車の走行履歴や、何気なく撮った写真の「位置情報(Exif)」
こういったきっかけなどから不倫が露呈します。
相手が「業者」や「美人局」であるケース
既婚者向けアプリといえど、登録者が本当に既婚者である保証はありません。
中には「既婚者」と偽って遊び相手を探す不届き者や、巧妙に金銭を巻き上げる「サクラ」「投資詐欺」「美人局(つつもたせ)」の業者が紛れ込んでいることもあります。
弱みを握られ、配偶者にバラすと脅されて数百万円を騙し取られた事例も実際に存在します。
高額な慰謝料請求と社会的信用の失墜
不倫が発覚した場合、相手の配偶者から慰謝料を請求されます。相場は100万円〜300万円。 それだけでなく、会社に不倫の事実が知れ渡り、退職に追い込まれる、あるいは親権を失って子供と会えなくなるなど、金銭だけでは解決できない代償を払うことになりかねません。
探偵による徹底的な証拠収集
今の時代、配偶者が不信感を抱けばすぐに探偵に依頼を出します。
我々は最新の機材と技術を駆使し、ホテルへの出入り、相手の身元、アプリでのやり取りなど、裁判で言い逃れができない「決定的な証拠」を確実に押さえます。
「自分だけはバレない」という過信が、最大の命取りとなります。
まとめ
「既婚者マッチングアプリをやってみた」その先に待っているのは、多くの場合、幸せな未来ではなく、泥沼の紛争と後悔です。
データが示す通り、アプリでの出会いは高確率で法的な不倫へと発展し、人生を根本から揺るがします。
もし、この記事を読んでいるあなたが既婚者マッチングアプリをやってみようと思っているのなら、その行為に家庭を壊す価値があるのかよく考えてください。
また、「パートナーがアプリを使っているかもしれない」と疑っているなら、その直感は正しい可能性が高いと言わざるを得ません。
一人で悩んでスマホを覗き見し、逆ギレされて証拠を隠滅される前に、まずはプロの探偵にご相談ください。真実を知ることは、あなたが新しい人生を歩み出すための第一歩となります。
