住所特定につながる!?犯罪に遭うかも…SNSに載せてはいけない写真とは?
最近はSNSの利用者も多く、何気ない日常の写真を投稿して楽しんでいる方も多いです。
写真からは多くの情報を読み取る事ができ、実はストーカーや嫌がらせなど犯罪のターゲットにされる危険もあります。
特定班や特定屋なんて人もいるようで、SNSの限られた情報から自宅や撮影場所を特定する事を職業としている方もいます。
たった一枚の写真から自宅の住所まで特定される可能性さえありますので、SNSに載せる事が危険な写真について解説します。
SNSに写真を載せる事の怖さ

SNSはスマホ一つで誰でも無料で簡単に始められ、色々な人と関わる事ができる便利な物です。
興味のある事について情報を収集したり共有する事もできますし、日本のみならず海外の方とも繋がる事だってでき、そのスピードも一瞬です。
その手軽さゆえに、情報の発信にはより注意が必要なのですが、危機感が足りないような投稿が時折見られるので犯罪に巻き込まれないかと心配になります。
どのような危険があるか、いくつかの例を見てみましょう
ストーカー
投稿写真を目にした者が投稿者に好意を抱き、撮影場所の特定をして現場に来たり、行動を把握して待ち伏せされる等のストーカー被害に遭う可能性があります。
関連記事:ストーカーに遭いやすい人の特徴と被害に遭わないための防止策
嫌がらせ
投稿を見た人が投稿者の充実した生活を妬み、嫌がらせをしてくる可能性があります。
空き巣
SNSの投稿で投稿者の自宅が留守になっている事を知った犯罪者が隙を見て空き巣に入る可能性があります。
詐欺
家族構成など様々な情報が犯罪者に渡ってしまった場合、詐欺のターゲットにされやすくなることもあります。
SNSに載せる際に注意が必要な写真

SNSを利用する上で氏名や生年月日、住所や携帯番号などの個人情報を載せないようにすることは最低限のルールだという事はほとんどの方が理解していると思います。
コメントに残さない事はもちろん、投稿する写真にも載せないようにしなければいけません。
写真からは色々な情報を読み取る事ができます。自分では大して気にしていないような些細な事から、とても大切な情報を自ら発信してしまう事もあるのでSNSに載せることが危険な写真について知っておきましょう。
写真に直接映っていなくても、窓ガラスやテレビの画面・ガラス製品に反射しているものや瞳の中に映る物等にも注意しましょう。
さらに、写真ではなく動画の一瞬の一コマだとしても、動画を保存してスロー再生やスクリーンショットでいくらでも後から熟視することができるので一瞬の動画だとしても投稿しないようにすることが大切です。
撮影地が特定される危険のある写真
撮影地の特定は個人情報に繋がる可能性もあり危険なケースもあるので注意してください。
- 外で撮った写真
- よく行くお店の写真
- 家の中で撮った写真
それぞれ解説します。
外で撮った写真
どのような写真投稿にも言えることですが、写真を投稿する場合、現在居る場所が知られないためにもその場にいる間に投稿するのではなく、離れて数時間経った後や後日投稿した方が良いです。
また、行動パターンを周知させることになるのでよく行く場所を頻繁に投稿するのも危ないです。
外で撮った写真については次のような内容から撮影場所が特定される危険があります。
- 電柱に書かれた文字
住所が書かれていたり、近くのお店の情報が記載されていてそこから住所の特定ができることがあります。
- マンホールの柄や文字
マンホールには識別番号が刻印されていることがあったり、管轄している自治体によって柄が異なるので地域や場所が特定出来ることがあります。
- 掲示板等の張り紙やポスター
自治体のゴミの収集一覧表、お祭りのポスター等地域が分かるものが貼られてることがあるので注意しましょう。
- 気温、雹や霧などの変わった天気
ヒョウが降ったとか、霧がすごくて全然前が見えなかった、虹が見える等も特定のヒントになるものです。他の人が投稿したSNSを検索するとある程度地域が特定出来てしまう事もあるので気を付けましょう。
- 特徴のある建物
マンション、ビル等の建造物、何か特徴のある色や形をしていれば、検索する事で容易く見つける事ができます。建物がわかれば見える角度や距離などを見て場所の特定ができてしまいます。
また、建設現場などの看板に住所が記載されていたりする事もあるのでそういった看板類に書かれている内容にも注意して投稿する事が必要です。
よく行くお店の写真
よく行くお店等も特定されると困るような場合は写真を載せる時に注意してください。
飲食店
飲食店は次のような内容からお店の特定ができます。
- メニューの名前や金額
- テーブルやイスなどの家具や食器など
- 箸袋
- 座敷、掘りごたつの有無
- スタッフの制服 など
スーパーやコンビニ等
頻繁に行くスーパーやコンビニ等も、他人に知られると危険な事もあるので注意しておきたいところなので次のような内容がわかる写真を載せるのは注意してください。
- 特徴のある商品
- セールの情報
- レシート
- 店舗で作成している商品の製造者ラベル など
家の中で撮った写真
家の中で撮影した写真の撮影地が特定されるという事は、自宅が特定されることとなりますのでとても危険です。些細なものでも住所を特定する鍵になる可能性があるのでSNSに投稿する場合は極めて慎重にチェックしてからあげましょう。
- 窓の外の景色
- 窓枠やベランダなどの形状
- 間取りや造り
- 特徴的な壁や床、クローゼット など
不動産のサイトなどで部屋の中の様子が見られるシステムになっている所もよくあります。そういったものと照らし合わせる事でマンションのどこの部屋かまで特定できてしまうケースもあるので注意しなければいけません。
ターゲットにされやすくなる写真
撮影場所のわかってしまう写真を投稿するのも危ないですが、犯罪者などからターゲットにされやすくなる可能性のある写真にも注意してもらいたいところです。
次のような写真を投稿することでターゲットになりやすくなる恐れがありますので注意してください。
家族の写真
祖父や祖母、子供の写真などの弱い者を狙う犯罪者からの危険を回避するためには投稿しない事がベストです。
部屋の大きさや造り
部屋の大きさや作りかわかる写真を投稿すると、一人暮らしでストーカーのターゲットになってしまう事があったり、どこから侵入しやすいか等計画を立てて入りやすい家として判断されてしまう危険があるので注意してください。
経済状況がわかるもの
持ち物などを投稿する事があるかもしれませんが、高価なものやブランド物を多く載せると犯罪に巻き込まれるリスクが高くなります。
行動がわかるもの
写真と一緒に旅行中や出張中等、長期の外出中がわかるような投稿も空き巣やストーカーの無断侵入に繋がる可能性が高くなるのでやめておくべきです。
まとめ
SNSはとても便利なツールですが、使い方を間違えると犯罪に巻き込まれる危険のあるものです。
特に写真からは多くの情報が読み取れることも多く、探偵が人探しをする時にSNSを調査して情報を得る事もあります。
最近のSNSを見ていると危ないと思ってしまう投稿があちこちに散らばっているのも事実です。
- 外で撮った写真
- よく行くお店の写真
- 家の中で撮った写真
これらの写真を投稿する際は撮影地が特定できるような情報が映っていないか今一度チェックしてから投稿してください。
また、次のような写真は犯罪者のターゲットにされやすくなる危険もあるのでなるべくあげないようにすることをおすすめします。
- 家族の写真
- 部屋の大きさや造りのわかるもの
- 経済状況がわかるもの
- 行動がわかるもの など
もしストーカーや嫌がらせの被害に遭ってしまった場合は、すぐに警察や探偵に相談するようにしてください。
総合探偵事務所アルシュでは元刑事の探偵が早期問題解決のために様々な調査を迅速に行います。相談は無料となっていますので、大きな事件となる前に早めにご相談ください。
