もしかして浮気?疑ったらするべきこと。浮気の証拠の集め方をお教えします
配偶者の浮気・不倫が疑わしい時。感情的にならず、まずはその証拠集めから始めましょう。
ただの証拠ではなく、法廷において有力な強い証拠が必要です。
それをどのように集めればよいのか、また証拠を集めていく上での注意点やリスクなど、浮気・不倫の証拠集めについて解説していきます。
浮気・不倫されているかも?と思ったら……
浮気・不倫には、何らかの兆候があるものです。
一緒に暮らしてきた配偶者ですから、「以前はこうではなかった。何か変わったな。」と気がつくこともあります。
浮気相手の存在を思わせるような、不審な行動が一つや二つではなくいくつか思い当たるとなると、疑わざるをえないでしょう。
しかし、どれほど「これは浮気に違いない」と確信していても、その兆候があるというだけではどうにもなりません。兆候や怪しいだけの行動はいくつあろうとも、確かな証拠とは言えないからです。
まずは証拠を集めることが重要
「知らない買い物のレシートがある」「服装の好みが変わった」「出張、残業が増えた」などは浮気・不倫の兆候かもしれません。
さらに、スマホが普及した今、浮気の兆候は、このスマホからも感じ取れるようになりました。たとえば、家の中でもスマホを放置しない、画面が見えないように下にして置く、電話がかかってきているのに家族の前では絶対に出ないなど、明らかに不自然な行動が見られます。
しかし、このような怪しげな変化や不自然な行動は、残念ながら浮気・不倫の証拠にはなりません。「性交渉があったこと」を証明できてこそ浮気・不倫の証拠と言えるのです。
また、どうにでも言い逃れができてしまう内容も証拠としては不十分です。出張と偽っての外泊は、怪しいけれど浮気とは限りません。急にオシャレになったのは、不自然ですが不倫に関係しているとは限りません。それらには、他の理由があるかもしれないので、いくらでも言い逃れができます。
つまり、他に言い逃れが出来ない、しかも浮気相手との性交渉を示すものが浮気・不倫の証拠となるのです。そして、その証拠を集めることで、疑いが事実へと変わります。
「強い証拠」と「弱い証拠」がある?
配偶者と浮気相手との性交渉を証明できるものは、浮気の証拠として強いと言えます。それは慰謝料請求や離婚訴訟の際、法廷で認められるでしょう。
それに対して、浮気の可能性を示すけれど、「100%浮気だ」とまでは言えないものは、証拠能力が弱いと言わざるを得ません。数多く集めれば裁判官に多少は訴求する効果があるかもしれませんが、大きな期待はできないでしょう。
このように、証拠なら何でも同じではありません。「強い証拠」と「弱い証拠」があって、できるだけ強い証拠を集めたいわけです。
強力な証拠とその集め方について解説
浮気の証拠集めでは、具体的にどんな証拠をどのように集めればよいのでしょうか。また、どのようなものが強い証拠になるのでしょうか。
ここでは、裁判や調停でも有効となる強い証拠と、集めるための知識やノウハウについてご紹介しましょう。
- 写真・動画
- アダルトグッズ・コンドーム
- メール・メッセージの履歴
- 探偵による調査報告書
1.写真・動画
写真や動画なら何でもOKというわけではありません。
浮気相手と一緒に街を歩いているところを撮影しても、それは強い証拠ではないのです。街を歩いていた証拠にはなりますが、浮気・不倫の証拠ではありません。
そのような「会っているだけ」のものではなく、「相手と性交渉を示す写真や動画」が強い証拠となります。
まさに性交渉の最中の写真や動画、ラブホテルに入るところや出てくるところの映像が手に入れば、それはとても強い証拠です。
また、浮気相手と旅行したときの写真や映像も、やや強い証拠と言えるでしょう。
集め方のコツ
配偶者のスマホから証拠を探してみましょう。浮気・不倫をしているなら、ホテルの室内で写真や動画を撮っている可能性があります。その中には明らかに性交渉を示すものがあっても不思議はありません。
証拠が見つかったら、配偶者のスマホにその画像や動画などを表示した状態で、スマホごと撮影しましょう。スマホの操作に詳しいなら、問題の画像ファイルや動画ファイルを自分のスマホに送るのも方法の一つですが、送信履歴を消すのにはリスクがあります。
さらに、配偶者のスマホからは利用しているSNSを見つけ出せる可能性があります。裏アカウントやアダルト系のSNSで浮気の証拠となる写真や動画が見つかることも期待できます。
ラブホテルに出入りする映像については、その出入口で顔がはっきりとわかるように撮影する必要があります。
尾行や隠し撮りは一般の方には難易度が高く、たった一度のチャンスを無駄にしてしまう可能性があります。多少費用がかかっても、プロの探偵に依頼すると確実でしょう。
2.アダルトグッズ・コンドーム
性交渉の際に利用するコンドームやアダルトグッズは、浮気相手との性交渉を示す証拠となり得るものです。
また、宿泊施設としてではなく性行為を行うためのラブホテルは、浮気相手と利用したことが明らかになるだけで強い証拠となります。
ただし、アダルトグッズに関しては性交渉ではなく、男友達とふざけて買った、別の用途で使用したと弁解することも可能な場合があります。このような言い逃れの余地がある点、決定的な証拠と言えるかどうかは難しいという側面があるのも確かです。
集め方のコツ
浮気をしていると、外出時に持ち歩く財布やバッグの中にコンドームを常備していることがよくあります。それを見つけたからといって、必ず浮気に使用されているとは限りません。
もし、コンドームがなくなっているか減っているなら、使用されたと見られます。しかし、新たに購入されて元通りの数になっているなら、実際に使用したのかどうかわかりません。
コンドームの個包装のパッケージの、角に小さな切り込みを入れるなど、わからないように印をつけておきます。新たに買ったものには印がついていないことではっきりとします。そして、証拠として残すために写真を撮っておきましょう。
また、ラブホテルを利用した証拠も有力です。ラブホテルのメンバーズカードや領収書が、財布やポケットまたはゴミ箱から見つかることがあります。
3.メール・メッセージの履歴
スマホはとても便利なコミュニケーションツールです。当然、浮気相手とのコミュニケーションにも利用されているでしょう。
いつどこで会うのかを決めたり、会えない時間を会話で埋めたりと、浮気・不倫をしているならスマホを通じて盛んに会話しているケースがほとんどです。
メールやSNSのメッセージ機能には、配偶者と浮気相手とのやりとりがたくさん残っている可能性があります。
その中で、性交渉があることを示す会話は特に重要です。そのような会話がたくさんあれば、強い証拠となり得ます。
集め方のコツ
配偶者のスマホからメールやSNSアプリを調べてみましょう。その際には「未読」になっているものに特に注意してください。それを既読にしてしまうと、調べていることがバレてしまう可能性があります。
食事した、デートした、会ったという内容ではなく、性交渉があったことを示す会話に焦点を当てて、できるだけたくさん見つけましょう。たくさん見つけることで、相手はとぼけたり言い逃れしたりできなくなります。
そして、それらを画面に表示してスマホごと撮影しておくと証拠になります。
4.探偵による調査報告書
実は、これまで紹介してきた証拠は、そのまま裁判や調停に提出しても証拠として受理されない可能性があります。正式な証拠とするには「調査報告書」という書類が求められるのです。
浮気・不倫調査を探偵に依頼した場合、調査終了時には結果を依頼者に知らせるための調査報告書が必ず作成されます。浮気現場を押さえることに成功した場合は、その証拠も含めて受け取ることになるでしょう。
その内容は、調査対象の行動を時系列にまとめたもの、浮気相手がどこの誰なのか、いつどこで浮気の証拠をつかんだのか、などが具体的に記されています。その道のプロの仕事ですから、その後の調停や訴訟も視野に入れた調査報告書です。
一般の方が、調査報告書まで一人で作成をするのは困難です。探偵に依頼をすることで、より裁判や調停に強い証拠が得られます。
肉体的・精神的な負担ゼロ!最も強力な証拠に
自分自身で証拠を探した結果、強力な証拠が得られる場合もあります。ただし、毎回必ずそのような証拠が見つかるとは限りません。
それに、配偶者にわからないように調べるのはかなり大変です。浮気を疑って調べていることがバレてしまうことも珍しくありません。
苦労して調べた結果、証拠が見つからない上にバレてしまって、ひどく険悪な関係になったり、暴力行為を誘発したりと、さらに状況が悪化する心配もあります。
厳しい精神状態の中で一生懸命頑張ったのに、結果として状況が悪化してしまったら、最初から探偵に依頼するべきだったと後悔することでしょう。
探偵に任せることで、自分が肉体的・精神的な苦労をする必要がないということは大きなメリットです。配偶者にもいつも通りの態度で振る舞うことができ、怪しまれるリスクも減るでしょう。
意外なものも証拠になる
長い間、バレずに不倫していると、ついうっかり油断してしまうものです。
上記で紹介した内容の他に、意外なものが証拠となる場合もあります。
「非公開のアカウントだから他人に見られることはない」と思って、SNSに浮気を公言するような内容の投稿をするというパターンがあります。ホテルに宿泊したこと、一緒に旅行している様子、性交渉に関する内容などが堂々と書かれているかもしれません。
万が一、配偶者のスマートフォンやログイン済みパソコンを見られるチャンスがあったら、SNSに複数のアカウントがないかを確認してみるのも有効な手段です。
また、クレジットカードの利用明細は、カードで何を支払ったのかがわかります。その中にラブホテルの支払いが含まれていれば、証拠となるでしょう。
さらにスケジュール帳やカレンダーなど、予定が書かれているものも要チェックです。浮気の行動パターンが見えてくる可能性があります。
浮気の証拠を集めるときの注意点
配偶者が浮気しているかもしれない、そんなときには何もせずにはいられないもので、真実をつきとめたくなるものです。そうなると、がむしゃらに証拠を集めようとして、相手に調査を気づかれてしまったり、証拠らしきものをつかんだだけで感情的になってしまったりしがちです。
このような、気分と勢いにまかせた調査は失敗に終わる可能性が高いでしょう。
例えば、弱い証拠が2つ3つ見つかっただけで、相手に自白を迫って問い詰めても「浮気はしていない」と認めないことがほとんどです。
さらに、あまりにも違法性が高い調査方法で得た証拠は、裁判所で証拠として認められない場合があります。
写真を撮るならデジカメではなくフィルムに収めたものが有利です。デジタルの画像データは容易に改ざんできることから、法廷で「改ざんしているに違いない」と主張されることがあります。
対象者に気づかれると、隠蔽工作をされてしまう
浮気調査において重要なのは、調査対象者に気づかれないように行うことです。
そもそも浮気・不倫というのは、家族に知られないように工夫しながらやっているものですから、相手は常に警戒しています。そして、浮気・不倫を疑われても決して認めないものです。
調査されていると気がつけば、証拠をつかまれないように、SNSを削除したり、連絡を取り合う方法を変えたり、スマホのデータを消してパスワードを変えたりします。
そのような隠蔽工作が行われ、より警戒心が高まることで調査が難しくなるのです。
感情的にならず、十分な数が集まるまで待とう
感情的になってはいけないと言ってもなかなか難しいものです。配偶者が浮気をしているとなると誰もが穏やかではいられません。
わずかな証拠で「やっぱり不倫していたのか、許せない。」と自分の気持ちを抑えられなくなると、証拠が不十分なまま結果を急ごうとして失敗します。
十分な証拠を得るためには、やはり冷静な取り組みが必要なのです。
当然、相手も容易には浮気を認めないでしょう。また慰謝料や離婚についての話し合いも難航しそうです。そのため、最終的には法廷での争いまで想定しておく必要があります。
その裁判に勝てる十分な証拠が集まるまで、決してあわててはいけません。
浮気調査はプロ=探偵に任せるのがベスト
どんな分野にもその道のプロが存在します。スポーツのプロ選手や、物づくりの職人もプロです。そして浮気調査のプロは探偵です。
身近に調査対象者がいるだけに素人でもできそうな気がしますが、実際に浮気調査はかなり難しいものなのです。ある程度までは浮気の証拠を自分で集めたとしても、証拠として弱いため浮気を立証できないことはよくあります。また、調査に気づかれてしまうことも珍しくありません。
それに対して探偵は、専門的な機材と証拠を撮影する技術、洗練された調査方法で浮気調査を行います。それは素人がマネできるようなものではありません。
また、浮気に関する法廷闘争に精通しており、法的に十分な強い証拠を集めてくれます。
無理して自分で調査するよりも、やはり信頼できる探偵に任せた方が負担が少なく確実と言えるでしょう。
まとめ
「配偶者が浮気をしている」と思ったら、その証拠を集めましょう。ただし、何でも証拠として有力なわけではありません。強い証拠を集めることが重要です。
そして、証拠の集め方にはコツがありますが、誰でも簡単にできるわけではありません。
注意しなければならない点が多く、失敗してしまうリスクもあります。場合によっては、その後の調査が困難になることもあるのです。
浮気調査は、実際にやってみるとかなり難しいもので、失敗したときのことを思えば、プロである探偵に任せるのがベストでしょう。
浮気調査に関するお悩みなら、千葉県船橋市の総合探偵社、アルシュ探偵事務所にご相談ください。
アルシュ探偵事務所なら、元刑事の調査官が優れた調査力を生かし、裁判や調停で有効な証拠集めと報告書作成を行います。もちろん、ご予算や相場に見合った調査を実施いたしますので、料金の面でも安心です。
初めてのご依頼、不安なことが多いかもしれませんが、安心してお任せください。
アルシュ探偵事務所ではご依頼主の問題、お悩みの解決を一番に考え、調査いたします。