不倫相手の所へ…?夫が家出した時に妻が取るべき行動
夫が突然家を出てしまった。想像もしていなかった事態に、残された妻は深い悲しみや不安、そしてどうすればいいのかわからないという焦燥感で押しつぶされそうになるかもしれません。しかし、家出の理由が夫の不倫だとしたら…。
そんな状況に立たされたあなたが今後取るべき行動について解説していきます。
夫が家出をするのはどんな理由から?

家出を経験したことがある方もいると思いますが、夫が帰らない状況は妻にとって大きな不安や悲しみとなります。
夫が家出をする背景には様々な要因があると考えられますが、一般的に次のような理由があげられます。
- 仕事が上手くいかない
仕事でのトラブルやストレスから会社にも出勤せず、家にも帰らずという家出状態になってしまう事があります。
業績に伸び悩んだり失敗が続く、会社での人間関係が上手くいかない等、立場が悪くなると将来への不安を抱えてしまうこともあります。家族にも面目が立たず精神的に病み、現実から逃避してしまう事もあるでしょう。
- 夫婦関係が上手くいかない
夫婦喧嘩はどこの家庭でも起こります。何度も口論が繰り返されるのも珍しい事ではありません。
こじれた関係に回復が見込めない、話し合いにならないなど、ストレス過多になってついには家に帰らず…という結果になることもあります。
- 家庭に居場所がない
家庭内の問題は夫婦間だけではありません。子供や義両親等との関係が上手くいかないと自分の居場所が無いと感じてしまう事もあります。
- 借金
実は家族に内緒で借金があるという男性もいます。その理由が『ギャンブル』であったり『夜のお店の女の子に貢いだ』『高額な投資』などで、とてもじゃないが妻には話せない…という事で帰らなくなってしまう事があります。
- 女性問題(不倫)
夫の家出の理由として多いのが女性問題、いわゆる他の女性との不倫です。
浮気相手に本気になった末に、女性の家に泊まり込むようになったり、二人で新しく部屋を借りるようなこともあります。
夫の家出の理由として様々な要因が考えられますが、不倫を理由に帰らなくなったとしたらなんとも許せない気持ちになる事でしょう。
夫の家出が不倫を原因としている可能性が高いケース
夫が家出をすることになる理由は色々考えられますが、不倫が原因で家出をしたとすれば、その兆候があったと考えられます。
家出の前に次のような様子があった場合は不倫している可能性を考えましょう。
- 妻に対する暴言
- 他の女性と比べるような発言
- 離婚をほのめかす
- 急に「一人の時間がほしい、一人になりたい」と言う
他にも浮気している夫に見られるサインがある場合も家出の原因が不倫である可能性を高めます。
関連記事:浮気している夫から出る9項目34のサインを解説!浮気の兆候が出た時の正しい対処法
夫の家出理由が不倫である場合に取るべき行動

不倫が理由で家出をしているとしたら、夫は相手にかなり本気になっている可能性が高いです。
相手からも、「早く奥さんと離婚して!」と言われているかもしれませんし、夫は夫で『妻とは離婚して不倫相手と再婚する』と考えているかもしれません。
夫のやりたい放題にしないために、妻には取るべき行動があります。
後悔しないためにも、しっかり対処していきましょう。
- 離婚届けを出されないようにする
- 婚姻費用を請求する
- 浮気の証拠を掴む
- 同居義務違反で慰謝料請求も検討
それぞれ解説します。
離婚届けを出されないようにする
家出した夫が勝手に離婚届を出してしまう事があります。署名捺印を夫が勝手にしたとしても、役所が受理してしまえば離婚は成立した形になってしまいます。
一度受理されてしまった離婚を無効化するためには家庭裁判所で協議離婚無効確認の調停を申し立てる必要があり、ここで合意できなければ訴訟となるなど、受理されてしまうとかなりの手間がかかることになります。
そのため、離婚届が受理されないように、あらかじめ手を打っておいた方が良いでしょう。
その手続きが『離婚届の不受理申出』です。市区町村役場の窓口ででき、その手続きも簡単です。
婚姻費用を請求する
夫婦は婚姻関係がある限り婚姻生活を維持するために必要な一切の費用(婚姻費用)を分担する義務があります。
たとえ夫が家出し別居状態であっても婚姻関係はなくなりません。
家出したタイミングで生活費を入れてくれなくなるケースがありますが、婚姻費用分担請求の調停の申し立てや内容証明等、請求した証拠が残る形で請求するようにしましょう。
婚姻費用の請求は過去に遡っての請求が認められづらく、請求した時からを起点とする事が多いので、生活費が支払われない場合はなるべく早めに請求しておくことをおすすめします。
浮気の証拠を掴む
夫の家出理由が本当に浮気だとすれば、夫や浮気相手に慰謝料を請求することができますし、離婚話を有利に進める事が出来る可能性があります。
浮気している事を証明するために浮気相手の家に住み込んでいる様子やホテルへ一緒に行く様子などを撮影すると良いでしょう。
同居義務違反で慰謝料請求も検討
夫婦には同居する義務があります。正当な理由(単身赴任など)や相手の合意なく無理矢理別居という形になったのであれば同居義務違反として慰謝料請求が認められる可能性もあるので検討すると良いでしょう。
夫の家出には探偵の調査!

家出の理由は人によって異なりますが、夫が不倫のために家出をした時は探偵の調査がおすすめです。
たとえば家出した人に事件や事故等の緊急性がある場合や命に危険が及んでいる時は警察に届出ることで積極的に捜索してくれることもありますが、不倫や借金等の民事的な問題が家出の要因となっている場合は警察の力を借りる事は難しいと言えます。
関連記事:人探し、警察で調査できる・できないの基準とは?警察以外に依頼するなら探偵へ
しかし、探偵に家出した夫の調査を依頼した場合はすぐに調査が始まり次のような情報について調べてもらう事ができます。
- 夫の家出先
- 浮気相手の自宅や素性
- 浮気の証拠入手 など
調査のプロである探偵の調査ならば知りたい情報を効率よくまとめて調べ上げる事が可能となります。
まとめ
夫の家出はショッキングな出来事です。突然の家出にその理由がわからずにいるかもしれません。
仕事や夫婦関係のトラブル等から帰らなくなってしまう事もありますが、浮気や不倫といった女性問題から家出するケースは意外とよくあります。
- 妻に対する暴言
- 他の女性と比べるような発言
- 離婚をほのめかす
- 急に「一人の時間がほしい、一人になりたい」と言う
以前からこのような様子や浮気の気配があった場合は不倫相手と一緒になろうとしているかもしれません。
- 離婚届けを出されないようにする
- 婚姻費用を請求する
- 浮気の証拠を掴む
- 同居義務違反で慰謝料請求も検討
なるべく早くこれらについて行動を起こしましょう。
