実は既婚者!?独身か既婚か調べる方法。騙された時の対処法とは
近年、マッチングアプリやSNSで出会った人と結婚する人も増えていますが、独身として付き合っていたのに実は既婚者だったというケースもよく聞くようになりました。
既婚者という事実を知らなかった故に大きなトラブルになってしまう事もあります。
相手が独身なのか既婚者なのか、深い関係になる前にしっかりと確認する事がトラブル回避のカギとなります。
ご自分を守るために、相手が独身か既婚か調べる方法をぜひ知っておいてください。
既婚者と知らないで付き合うリスク
最近は出会いの形が多様化し、アプリやSNSで知り合った人と結婚に至る人をよく見聞きします。
しかし、その出会った人の中には既婚者がいる可能性があります。
もし既婚者であることを知らずに付き合ってしまったらどんなリスクがあるのでしょうか。
- 精神的な負担
- 慰謝料請求される
- 時間と費用の損失
それぞれ詳しく解説します。
精神的な負担
既婚者と性的な関係を持ってしまうと自分が不倫に関わることになります。その事実が発覚した時、「騙された」という精神的な苦痛を受ける可能性があります。
また、周囲の人に知られた時に責められたり軽蔑の目を向けられたりするかもしれません。
場合によっては、仕事や人間関係にも影響が出て、人生が一変してしまう可能性もあります。
慰謝料請求される
既婚者と不倫をしてしまった場合、相手の配偶者から不貞行為に対する慰謝料を請求される可能性が高いです。
慰謝料の金額は、ケースによって大きく異なりますが、数十万から数百万円になることもあります。
独身時代から大きな出費はその後の生活にも負担をかける事は間違いありません。
時間と費用の損失
既婚者であることを知らずに結婚を目標に付き合いを続けていても実際には結婚できない可能性があります。付き合っていた期間が長ければ長いほど、時間の無駄になってしまうでしょう。
既婚者という事実を知らなかった時に起こるトラブルの一つに結婚詐欺があります。
独身を偽り多額のお金を渡した途端姿をくらます等の結婚詐欺に遭ってしまうと、時間だけでなく多くのお金が一緒に飛んでいきます。
結婚詐欺や慰謝料の問題解決には、弁護士に相談したり裁判になったりすることもあり、時間と費用がかかります。
既婚者と知らずに関係を持ってしまう原因
既婚者と知らずに関係を持ってしまう原因として考えられるのは大きく分けて2つのパターンです。
相手が既婚者という事を隠していた
マッチングアプリには『既婚/独身』の選択項目がある物もありますが、これらの項目を選択する際に独身を証明する書類等の提出が求められているアプリは多くありません。
既婚者であっても独身を偽る事が容易にできてしまうので独身のふりをして出会いを求めている人が紛れている危険があります。
相手が結婚していることを最初から隠していた場合、あなたは何も知らずに関係を進めてしまうかもしれません。
相手が離婚しているふりをした
相手の夫婦関係が冷めきっていると、『もう関係は破綻しているから離婚しているのと同然』と勝手に決めつけて「離婚している」と言うかもしれません。
もしくは、まだ相手の合意は得られていないのに「もう離婚が決まっている」と言う事もあります。
それらの言葉を信じ込んでいた場合、既婚者との関係を進めてしまう可能性があります。
既婚者かどうか調べる方法
既婚者と関係を持つことは大きなリスクを伴います。もし相手の素性を詳しく知らない場合はしっかりと調べましょう。
既婚者かどうか調べる方法をご紹介します。
- 普段の様子から察する
- 相手に直接確認する
- SNSをチェックする
- 独身証明書の提示を求める
- 探偵に調べてもらう
それぞれ詳しく解説します。
普段の様子から察する
既婚者の場合、次のような様子が相手に見られる可能性があります。
- お盆休みやゴールデンウィーク、お正月などの大型連休に会えない
- クリスマスやバレンタイン等のイベントの日に会えない
- 自宅に招かれない
- 友人や家族を紹介してくれない
- 左手薬指に指輪の跡がある
- 車を持っているのに乗せてくれない
これらに該当する場合は相手が既婚者である可能性があるので、より詳しく相手について調べる事をおすすめします。
相手に直接確認する
相手に直接確認する事が一番手っ取り早いのですが、嘘をつく可能性があるので全てを信じるのは危険です。
確認した時の様子や態度をしっかり観察しましょう。
嘘をつくときの特徴が出ていたら要注意です。
≪嘘をつくときの特徴≫
- 視線を逸らす
- 身振り手振りが増える
- 声のトーンや明るさが変わる
- 何度も聞くと怒る
- 前と違う事を言う(矛盾が生じる)
- 話を作り上げる
- 話題を変えようとする など
SNSをチェックする
相手が既婚者なのでは?と疑念がある場合や本人に直接聞いたところで不安が残る場合には相手のSNSもチェックしてみましょう。
結婚指輪をしている写真や、家族との写真や投稿がないか確認すると既婚者であることが判明するかもしれません。
しかし、プライベートな情報を公開していない人もいるため、必ずしも確証にはなりません。
独身証明書の提示するように求める
聞いただけでは不安があるという場合は、より確実性を求めるために独身証明書を見せるようお願いすることも一つの方法です。
独身証明書は本籍地のある市区町村役場で取得できます。
郵送請求もできるので、時間があまりないという人も取得のハードルは高くないはずですが、それも難しいという場合は何か不都合があるのかもしれません。
また、同じく戸籍謄本でも婚姻の確認をすることが可能です。
探偵に調べてもらう
確実な情報を得たい場合は、探偵に調査を依頼することをおすすめします。
探偵は調査対象者について既婚か未婚か以外にも様々な情報を調べる事が可能ですので結婚前にお相手の身辺調査を行う事もできます。
もし結婚まで考えているお相手に対して少しでも不安になる要素がある場合は結婚前調査でお相手について調べておくと安心できます。
既婚者か調べる時の注意点
本気になった相手が既婚者か未婚者であるかは大変重要なことですが、軽率な行動は避けましょう。
知りたいがために行き過ぎた行動は相手のプライバシーを侵害してしまう危険もあります。
- 執拗に追いかける
- 相手の行動を監視する など
ストーカー等の違法行為に発展しないように気を付けてください。
また、独身証明書は原則的に本人が取得できるもので、他人が勝手に個人情報を収集したり委任状を作成するのは犯罪行為にもなりますのでやってはいけません。
既婚者と知らずに関係を持ってしまった場合の対処法
もし既婚者であることを知らずに関係を持ってしまった場合どうしたら良いのでしょうか。
相手との関係を断つ
既婚者との関係は様々な問題を引き起こす可能性がありますので、まず第一に相手との関係を断つことが重要です。
既婚者であることを知らなかったという証拠を残す
万が一相手の配偶者から慰謝料請求された時の事を考えて、既婚者であることを知らなかったという証拠を保全しましょう。
慰謝料請求する場合、故意や過失があったことが条件の一つにあります。
『既婚者であることを知らなかった』『知ろうとしたのに知る事が出来なかった』という場合は慰謝料請求が認められづらくなりますので、できるだけ多くの証拠を残すようにしましょう。
たとえば
- LINEのやりとり
- アプリのプロフィール
- プロポーズされた時の婚約指輪 など
既婚者であることを隠している証拠となる物を保管しておいてください。
貞操権侵害で慰謝料請求する
独身であると騙されて関係を持ってしまった場合、貞操権の侵害で慰謝料請求できる可能性が出てきます。
この時も同じく既婚者であることを知らなかったという証拠が重要となりますので証拠を確保してから行いましょう。
貞操権侵害で慰謝料請求するためには貞操権侵害に該当する証拠が重要となります。関連記事内にある『結婚前の浮気に対して慰謝料請求する方法(貞操権の侵害に該当する証拠)』を参考にしてみてください。
弁護士に相談する
慰謝料請求をされた場合や貞操権の侵害で慰謝料請求したい場合、弁護士に相談することが大切です。
弁護士に相談することで、自分の権利を守り、不利な状況を回避することができます。
まとめ
既婚者との関係を避けるためには相手の事をよく知り結婚しているかどうかを確認する事が大切です。
普段の様子から既婚者である疑いが出てくる人もいますので、身元のハッキリしていないお相手の場合は言動をしっかり観察してください。
独身証明書を取得してくれないような場合や嘘をついている可能性がある場合は既婚者である可能性を疑いましょう。
最近は結婚詐欺の被害も多くなっていますし、相手の素性をハッキリさせたい場合は探偵の身元・身辺調査を検討する事をおすすめします。
また、相手が独身と偽って関係を持ってしまった場合は慰謝料請求できる可能性もありますので証拠をしっかり保管し、弁護士に相談してください。